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第3章のまとめ:登場人物

☆☆☆主人公と仲間、協力者☆☆☆

◯エリザベータ

 この物語の主人公。本名、エリザベータ・エル・ラヴェリア。愛称はリズ、リーザ等。

 活動の場を変えるたび、相手に呼ばせる愛称を切り替える傾向がある。あまり深い意味はない。


 ハーディングでの革命に貢献した後、海洋国家のマルシエルへ。同国の議会や軍と契約を結び、自分の船とクルーを確保。海賊退治等を行うことに。

 同国を出港してからは、ラヴェリア第二王子ベルハルト及び第四王女ネファーレアと交戦。なんやかんやで事なきを得ている。


※レガリア:《叡智の間(ウィザリウム)

 リズ自身の精神に複製した魔導書等を収めておく、図書館のような精神空間。

 主に就寝時に入り込むことになるが、起きている間も深く集中すれば利用できる。

 現実世界へ直接的に作用するものではないが、この空間内に収めた情報や、この中で繰り広げる自分相手の特訓などは、確実に彼女の力となっている。


※《インフェクター(汚染者)

 第四王女ネファーレアが遣わした刺客であり、歴史上の大事件を引き起こした魔剣。リズの手で鹵獲(ろかく)された。

 意志ある宝物(インテリジェント)であり、刀身から音を放って話す。宿る人格は尊大。


 リズのことを、使用者として認めつつある節はある。

 ただ、リズからの扱いは割とぞんざい。ベルハルトとの戦いではリズに鞘を奪われ、長時間に渡り海水に身を(さら)すこととなった。


◯アクセル・リスナール

 ルグラード王国ハーディング領の元伯爵直属だったという諜報員。同国内における革命後、失職。リズに付き従うことに。

 魔法に反応しないという、超特異な体質の持ち主。魔力を持たないか、外界の魔力と相互作用しないものと考えられる。

――周囲はそう考えているが、実際には魔法を使えないわけではない。


 洋上生活においては、あまり活躍の機会がなかった。その事について何かと気にしている様子。

 また、継承競争の都合もあって単独で動く機会が多いリズを心配することも多々。


◯マルク・ルチアーニ

 ルグラード王国クレティーユ領の元諜報員。同国内における革命後、失職。リズに付き従うことに。

 リズ一行の中ではサブリーダー的な立ち位置。集団としての方向性はリズが定める一方、彼は実際に人を遣うのに手慣れている。

 ラヴェリアからの刺客が来るたび、船長代理として色々と大任を押し付けられることに。


◯ニコレッタ・ローレン

 眼鏡姿で、目立たない容姿の少女。海外の商業国カトマイアの元諜報員。ハーディング革命後、失職。リズに付き従うことに。

 変装や演技が得意で、一行の中ではスタイリング担当。

 一見すると地味でおとなしそうだが……実際には明るくフレンドリーな性格。身内以外には猫をかぶっているようだ。


◯セリア・メルカデル

 褐色で長身、リズより数歳年上の女性。マルシエル議会直属の元護衛官。

 リズが同国へ来訪した際、案内係兼お目付け役として帯同した。その縁から、マルシエルを離れてからも、出向者としてリズに同行。

 落ち着いた感じの、真面目でクールな女性だが、リズやラヴェリアの連中には振り回されている感。

 なんやかんやで楽しそうではある。


◯マリア・アルヴァレス

 小柄な中年女性。人が良さそうな見た目で、温厚な雰囲気。ヒールやソールが高い靴を好んで履く。

 商業大国マルシエルの現議長。

 リズという爆弾の来訪に対し、多少は驚かされつつも、為政者としての決断を下した。


◯ニール・ヒュレット

 リズたちがマルシエルへ向かう際、遭遇した海賊船に乗っていた航海士。同船を拿捕(だほ)した後、船もろともリズが預かる形に。

 元はまっとうな商船の航海士だったが、海賊に襲われてやむなく使われていたという過去を持つ。

 リズと出会ってからしばらくの間、生意気で皮肉屋な彼だったが、彼女とベルハルトの一戦を期に彼女の過去を知った。それがきっかけでリズの忠実な部下に。


☆☆☆ラヴェリア王室及び関係者☆☆☆

◯バルメシュ・エル・ラヴェリア

 現国王。覇権主義国家として長く存続してきた聖王国にあって、彼は大きな争いを起こさずに統治してきた。マルシエルからも、名君として認識されている。

 今では政治的判断を後進に委ね、自身は諸々の公務に関わる程度に留めている。

 当代の継承競争においても、血族同士の直接戦闘にまで発展したが、何ら干渉してこない。


 自身が王位に就くにあたっては、他の継承権者が全滅、当時の国王まで累が及ぶほどの抗争があった。


◯第一王子ルキウス

 国防における要職を務める長兄。生真面目で実直。

 継承競争において、情報面と実務で忙しいアスタレーナにとっては、弱音を吐ける数少ない相手。他の兄弟からの信望も厚い。


◯第二王子ベルハルト

 外征関係の将帥。整った顔立ちが多い王室内でも、屈指の美男子。

 海賊退治を含む諸々の事情にかこつけ、国外遠征に。リズと遭遇した後、実際に戦闘するに至った。

 軽いところのある性格だが、継承競争や国の未来については、彼なりに思うところがかなりある様子。


※レガリア:《夢の跡(イクスドリーム)

 これといった形状を持たない、物体というよりは能力に近いレガリア。

 その能力は、ベルハルト自身の手で破壊した武具や兵器、あるいは手ずから殺害した相手の得物を、ベルハルト自身の手で再現するというもの。

 魔力で形成されるため、事実上破壊不能の武具となる。加えて、それを操るのはかつての持ち主を超える力量の王子である。

 インチキ。


◯第三王女アスタレーナ

 外務省諜報部長。キツそうな見た目だが、好戦性はない。

 海外の情報を取り仕切る立場上、継承競争においてもかなり影響力のあるポジションに立つ。

 そのせいで色々と気苦労が絶えない面も。

 王室内では飛び抜けて弱い、極めて常人寄りの戦闘力。しかし、人間力は高い。


◯第四王女ネファーレア

 美形だが陰気な雰囲気の少女。

 死霊術師(ネクロマンサー)として、国内でも代々枢要な地位を占めてきた家系を母方に持つ。彼女自身も優れた死霊術師である。

 後宮をはじめとする王城近辺の守護に加え、鎮魂等で祭司の役を担っている。


 実母の想いもあって、リズとの直接戦闘に至った。その際、禁忌とされるリッチ化を敢行するも、アスタレーナの介入により戦闘が中断。辛くも、人を辞めずに済んだ。


◯クラウディア・フランゼル

 現ラヴェリア王室における王妃の一人であり、ネファーレアの実母。

 娘同様に見目麗しく、国内有数の死霊術師でもある。


 王権が絶大な力を持つラヴェリアにおいて、主君と交わり子を成すということは、極めて名誉なこととされる。

 しかし、彼女の場合は、その大業において下賤の女に先を越されており……名誉は転じて、母娘への呪いとなった。


◯第五王女レリエル

 法務省と祭祀関係の重職を兼任。母方は魔法契約関係の大家。

 役職と能力の影響か、長兄に輪をかけてクソ真面目なメガネっ子。


 しかし、法の遵守よりも、法によって守られる秩序を重んじている。

 ネファーレアがリッチ化を敢行したと耳にした際は、襟を正して世が乱れれば本末転倒とし、事が露見しないようにすべきとの見解を示した。


◯第六王子ファルマーズ

 魔道具の研究開発における若き名工。

 継承権者の中では唯一、継承競争において明確なアクションを起こしていない。


 リズが大陸を離れた頃、他国で起きた飛行船墜落事故の調査に駆り出されていた。

 淡々とした性格の持ち主だが……墜落事故に事件性があるということに対しては、かなり揺れ動くものがあった。

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