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3章22



結論:ダメでした


エールに手伝ってもらいながら弓を作ってみた


何度かの死に戻りの末、ようやく形となったマイ弓矢


いざ決戦とアーサーに放ってみたが、何度試しても的を射ることはなかった


かなり粘ってみたものの、弓では絶対に勝てないと悟った


原因は2つ

・よくわからん道具をめっちゃ警戒される

・槍投げと速度が大差ない


弓に関しては、木とひもで矢を飛ばす程度の知識しかないのも問題だった。

欲しい道具を揃えて時間をかければもう少しマシな弓ができると思うが、

人里離れた場所で道具を揃えるのは不可能だった。



ならばと愛刀:黒刀龍滅を投げてみたが、これも余裕で避けられた

小さな武器を投げることは通常戦闘の想定の範囲内らしい



つまり虚をつく可能性があるとしたら、しっかり構えた槍を投げるときだけということだ


・・ふりだしに戻ってる?


いや、ふりだしではない。断じてふりだしではない。


槍を投げればギョッとする。その情報分だけ進歩している。


「ギョッ」とすると体は固まるのだ


あとは要素を分けてトライ&エラーしていけば


槍投げ後の数瞬のスタンの間に攻撃

→素手パンチ

 腕を払ってグサッ

→投げた勢いのままタックル

 返す槍でズバッ

→飛び蹴り

 空中でスパッ


グサッは急所突き刺し、ズバッは袈裟切り、スパッはすれ違いざまに真っ二つ。


何度やっても3種類クッキングで簡単に調理されていたが、

タックルをかけるときだけアーサーの対応にブレがあることを発見した。


どうも槍を振る速度にキレがないときがある。キレはなくても切られてはいる


ここでもう少しゆさぶりをかけられれば、攻撃のチャンスがめぐってくる気がした。

そこからはタックルを主体としたトライ&エラーを重点的に行った。



あーでもないこーでもないと自問自答しながらも戦闘を繰り返しながら、

俺はふと、この状況を一発逆転する可能性に気づいた




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