警告無視
「これ以上なにも無いな。撤退だ」
「「「了」」」
自衛隊が撤退しようとした途端…奴らが来た
タァン
何処からか銃声が聞こえてきた
「銃声!四時方向!」
「遮蔽物に身を隠せ!」
「クソ…この世界に銃ということは…」
「あぁ…十中八九転生か転移者だな…」
「俺たちを攻撃したか?」
「いや、わからない。警告しないとな…。こちら陸上自衛隊偵察部隊の西高だ!今すぐ武装解除し、投降s」
タァン
「畜生…これが返事だったか…」
遮蔽物の上を弾がカスッたことを確認した
「本部に応援要請!」
「"こちら偵察部隊、只今何者かに発砲された。指示を願う!オクレ"」
「"こちら本部、発砲とは?オクレ"」
「"多分だが転生か転移者だと思う。オクレ"」
「"…正当防衛をせよ。オーバー"」
つまり…殺せということか…
西高は敵の場所を手鏡を使って場所を把握する
「みんな、引き締めて撃てよ…?」
「「「了」」」
場所の共有を済ませると、引き金に指をかけて発砲準備が整う
「最後の警告だ!武装を解除し、すぐさま姿を表せ!」
タァン
警告を拒否した瞬間、手榴弾を敵めがけて遮蔽物から投げる
ドガァン
と、音がなると同時に上手く木や岩の遮蔽物から発砲する
「間隔を空けて発砲しろ!すぐに弾が底をつく!」
単発で発砲をして敵の出る隙を無くしていく
「よし、全員前へ!」
前進して行きながら木の陰に隠れている敵の近くまで前進した。距離は約7M
「三手に分かれるぞ」
「「「了」」」
自衛隊員は三手に分かれて挟み撃ちをする作戦で行った。その間も単発で撃ちながら接近していった
「"こちら富高、もうすぐで敵の顔を見られる。オクレ"」
「"了。そのまま殺れ。終了"」
富高が小銃を構えながら近づくと、後ろからエンジン音が聞こえてくる
「"こちら富高、二時方向から援護は要請したか?オクレ"」
「"こちら西高、していない…て、敵だ!距離約100m先!車両はバイク!"」
「"了解した!これより、擲弾を認める。それでバイクを破壊せよ!"」
「"了。終わり"」
06式小銃てき弾とは、自衛隊の89式小銃の先端に装着して飛ばす爆弾
「装着!用意!撃てぇ!」
4人が擲弾を撃って、バイクを全台排除した
「"こちら西高、目標は鉄くずに戻した"」
「"了。こちらに向かってくれ"」
「"了解した"」
バイクを破壊した部隊はすぐさま最初に発砲した人の場所まで向かった
「援護しに来たぞ!」
「助かる!向こうの反撃が案外しぶとくてな!」
警告無視の人は隊員の腕や足を狙ってなのか、それしか撃っていなかった
「手榴弾!」
手榴弾を投げると、敵は爆風でふっ飛ばされて勢いよく木に当たり、気絶した
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