受験
暁は作戦が完了したことを伝えに行くために、研究所に戻った
「ただいま〜」
「おかえり〜!」
「おかえりなさい!」
「おかえりなさい」
「ここでの生活は慣れてきたか?」
「そうですね。慣れてはきましたが、少し訓練したりないと思いました」
「戦闘とか大体の人倒せちゃったし、ゴム弾とか使って戦闘がしたいよ」
「ゴム弾は駄目だ。二人に傷がついてしまう」
「もう…パパは心配症だよ」
そんな他愛のない会話をしながら、暁は二人にあることを話した
「二人とも…学校に通ってみないか?」
「学校?なんで?」
「二人には戦闘の他に勉学を身に着けてほしいんだ」
「お父さん、勉強ってこの先必要になったりするの?」
「あぁ、必要だ。もしこの世界の事を聞かれたときに私はわからないんだ。だからもし二人が知っていてくれたら助かるんだよ」
「ならメイドの子に聞いたら?」
「いや、私は戦闘ができて信用できる、ルビーとサファイアにお願いしたいんだ」
「…わかったよ。頑張って勉強…してくる…」
明らかに嫌な顔をしながらルビーは了承してくれた。
「わ…わかりました…私もやります…」
サファイアも了承してくれた。暁はすぐにお城に通信した。
「どうも、暁です。今オリステラ女王陛下はいますか?」
「はい。今お繋ぎします。少々お待ち下さい」
通信機器はすぐに連絡できるようにオリステラとオリステラのメイドに渡したものだ。
「はい、オリステラです。どうなさいましたか?」
「どうも、お久しぶりです。実はそちらの王国に私の娘を入学させたいのですが、大丈夫でしょうか?」
「あと2ヶ月で入学式なので、丁度良いですね。入学に必要な試験は10日後です」
「試験はどんなのがでますか?」
「とてつもなく難しい問題が出ます…大丈夫ですか?」
「はい。とりあえず私の娘は大丈夫だと思います」
「信用があるのですね…。わかりました。では出る範囲ですが…」
暁は模範範囲を聞くと、驚いた
「え?!本当にその範囲なのですか…?」
これは…予想を遥かに超えた問題だったから驚いているのですね…
「まだ暁さんの娘さんは学園の適正年齢より二つ下ですから、あと一年後にでも試験を受けられますよ?」
「あ…いえ、今年度の試験に娘を入学させます」
「…え?難問ですよ?!大丈夫なのですか?!」
「はい。なので、試験の手続きをお願いしたいのですが…」
「わ…わかりました。ただし、裏口入学は認めませんよ?」
「わかっております。では、失礼します」
電話を切ると、二人に試験に向けて勉強を始めるように言った
「え…王立クラスト学園って…難関校と有名の場所じゃないですか…」
「え…僕不合格の自信しかない…」
「大丈夫、試験内容はこの前私が教えた勉強の内容だから」
「え!?アレなんですか?!」
「え…僕でも合格出来るんだけど…大丈夫なの?」
「あぁ、オリステラに確認したから大丈夫だ。そんじゃ、復習やるぞ!」
そして10日後、試験に行って合格発表日…
「パパ!合格しました!」
「お父さん!僕も合格したよ!」
「すごいぞ!良くやったなぁ!」
まぁ、この世界で難関校は簡単に言うと、小学5年生の問題を出す学校の事らしい…優しい世界だなぁ…
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