地龍
オルミルが驚いていると、空から鳴き声が聞こえてきた
「ヤバい…龍だ…地龍が来た…」
「ッ!対空戦闘用意!110mmと機関銃用意!」
※地龍とは、持続して飛ぶことができない。代わりに魔法で短時間だが飛ぶことができる。羽が魔力タンクの役割をしている珍しい種で、合計で25㎠程の穴が開くと飛べなくなる。
すぐさま米軍、自衛隊は110mmと持ち運んだM2やミニミを装備して迎撃準備をした
「隊長、来ます!」
「撃ち方用意、まだだぞ」
「グォォァオォォォ!!!!」
緊迫とした空気の中、地龍が勢いよく降りてきた。その衝撃で、兵士や隊員が何人か吹き飛ばされる
「「「ウ”ワ”ァ”!!!!!」」」
「陣形を維持しつつ、撃ち方始め、撃ち方始め!!!」
まるで、バ〇ルシップの名場面みたく、銃弾やロケット弾の雨が降り注ぐ
「グギャァァアアアァァアァ!!!」
地龍は羽が爆発でもぎ取られ、飛べない状態になった
「ドラゴンに5.56は効きません!」
「特殊弾頭を許可する!撃て!」
隊員と兵士は特殊弾頭、つまり魔石弾だ。詳しくは第17を見返してほしい
特殊弾頭は火の魔石で、当たると爆発する。ナパーム弾もあるが、特殊弾頭はそれよりも強力な力を持っている
「入りました!充分対応できます!」
「そのまま作戦続行、撃ち続けろ!」
その約5分後に地龍は息を引き取り、倒れた
「討伐完了、これよりスパイダーエンペラーと地龍を輸送する。輸送班は事前の打ち合わせ通り」
「「「イェッサー!!!」」」
「「「了解!!!」」」
ここまで統制できる軍隊は居るのか…いや、今現在ここにいる。だが、戦闘と統制の両立は難しいはず…なぜここまで我々の先の事を全員ができるのだ…




