パーティー準備
「パパ、私達は行くの?」
「二人とも、ついて来るかい?」
「は、はい!」
「お城のパーティー楽しみ!」
「そうなるとドレスも着ようか。どんなのがいい?」
「私は青色のドレスで///」
「僕は赤色のドレスで!」
「了解!後はサイズだが…ちょっと待ってて!」
暁は部屋を出て、女性自衛官を連れてきた
「はーい!どうも、愛梨と申します!これから二人のサイズを測りますねー!」
さて、これでドレスを二人に着せてやれるな。どんなドレスが良いのか、王城の人たちに聞いてみるk…
「あの〜、そろそろ測るので出てくれませんか?」
「あ…」
暁はそそくさと部屋を出ていった。測ったことを愛梨から聞くと、部屋に向かった。そしてサイズの資料を受け取った
「へぇ…これがサイズか…」
「ジロジロ見るんじゃないですよー?」
「あっと、失礼」
とりあえず、これで王城の人たちに聞いてみるか
王城に向かうと、オリステラに頼んでドレスデザイナーを呼んでもらった
「あ、ついでに私のも作ってもらえませんか?」
そして…面倒事がついでに増えてしまったのである…
「私がドレスデザイナーのマリーです」
「初めまして、神楽暁と申します。早速で悪いのですが、ドレスの事についてお話をお願いします」
マリーに最近の流行、装飾の仕方などなど伝授された。それらを元にドレスを作成したところ、とてつもなく驚かれてしまった
「な、なんですかこれは!?」
「ど、どこか変でしたか?」
「いや、変どころか…素晴らしいです!この世で見たことがないぐらいに素晴らしいです!」
「それは良かったです」
ゼク◯ィとか漫画の貴族姿とか親戚のコスプレとか見てて良かった。まさかこっちで役に立つとはなぁ
オリステラは白色のきめ細やかな仕上げで所々薄っすらと黄色を使って女王感を出した。ルビーは赤色が目立つが、荒々しい感じではない色を意識した。サファイアは青色でおっとりしたような感じの色合いを出した
「よし、ルビーとサファイアのは完成したが、オリステラのドレスはどうしようか…。直接サイズを聞くわけには行かないし…」
「そういうことでしたら、私が後で寸法調整しておきますので、見た目で適当に作ってくれれば大丈夫ですよ」
「ありがとうございます」
適当にこんな感じだろうなと作ったドレスをマリーに渡してドレスの件は幕を閉じた
「さてさて、昨日はドレス完成して、明日はパーティーです!」
暁は少しウキウキな感じで話していた
「お父さん、なんか…楽しそうだね」
「祭りとかイベント類は私結構楽しみたいからこうなっちゃうんだよねぇ。そうだ、これは護身用ってことで持っておいて」
二人に、コルト・ディテクティブスペシャルを渡した
※コルト・ディテクティブスペシャルとは、アメリカが製造している回転式拳銃だ
「お父さん、なんでパーティーに銃?」
「必要ないと思うが、万が一のためだよ。それと、これを…」
小型カメラをドレスに忍ばせた
「これは証拠を残すための道具だ。これも、万が一のため」
「隊長、部隊編成の件で話が…」
「おっと、それじぁ私は行くから、何か用事があったら無線をかけてね。すぐに飛んでいくから!」
暁は部屋を出て指揮所に向かってしまった
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