ドワーフ2
「さっ、ここが新しい家だ」
「こりゃ〜たまげた…。本当に見たことのねぇ光景だ…」
「親父!向こうに何かゴッツイのあるぜ!」
「なんだありゃ…」
「あれは戦車です。我々の武器です」
「剣や刃物、それ以外にこんなデカ物戦場での武器には使えるとは思えねぇ…」
「なら、実際に見せたほうが早いですね。“スクランブル発進!スクランブル発進!これは訓練だ。訓練で手を抜くやつは戦場で最初に死ぬぞ!急げ!“」
暁はマイクで全隊員に放送した。すると続々と銃や乗り物が戦闘配置についた。ドワーフたちはその洗礼された行動に魅了されていた
「“仮想戦車は現在南東から接近中の模様、すぐさま排除せよ“」
倉庫に設置されている大型エレベーターで戦車とF15戦闘機を送り出した
「“アストロノムス、南東に戦車、東側に戦闘機を無人で置いてくれ“」
「“了解しました。火器が使えないので大丈夫ですか?“」
「“あぁ、頼む“」
こ、この人は…一体何者なんだ?
ドワーフたちは外へ連れられて戦車が見える位置に行った
「“こちらイーグル1、目標発見、ミサイル使用の許可願う、オクレ“」
「“こちら10、こちらも敵戦車発見、砲撃許可願う、オクレ“」
「“こちらAK、使用を許可する。繰り返す、許可する、オクレ“」
「“こちらイーグル1了解!“」
「“こちら10了解“」
米軍のF15が最初に攻撃して敵戦車を中破に追い込み、最後に戦車で大破する
「これは…戦争だけじゃない…世界そのものが変わるぞ」
「そうですね。その考え方で合っています。この兵器たちをあなた方ドワーフに整備してほしいのです」
「荷が重すぎるような気もするが、ワクワクしてきた!」
「俺たちに任せろ!」
これで整備の件は終わったな。もう一つ残ってるな…
「君たちは家に帰りたいかい?帰るとなったら送っていくよ?」
ここでもまた若い男子が全員手を上げて帰る準備をした




