日米到着
「あぁー!!!お父さんやっと見つけた!」
「え、どうしたんだ?」
通信室の扉からルビーとサファイアがやってきて、二人とも暁に抱きついた
「パパが居ないと…寂しい…」
「ご、ごめんね?私はこの頃忙しくて…」
「お父さん、なら僕達を連れてって!」
「え!」
「パパ…」
「わ、わかったから!頼むから泣かないでくれぇ〜!」
長い時間抱きつくルビーと、半泣きのサファイアと一緒に行動することになった。その後は日米が来るまでの間、王城から研究所までを往復して弾薬や砲弾などの実包をなるべく多く運び出した。一台をルビーが運転、サファイアが魔物の索敵、暁も一台を運転、アストロノムスも一台を運転した。今回も73式大型トラックを使った。そして日米がくる翌日・・・
「今日が日米が来る日か…さて、来るまでの間また車両増やしておくか。どうせ車両は持ってこれないしね。日本の車両は収納に入ってるから複製できるけど、米軍の方は無いよな…。また鉱石から追加するかねぇ」
暁は採掘場に行くと、山積みになった鉱石を吸わせてM1エイブラムスとストライカー装甲車を交換した
※M1エイブラムスとは、アメリカが使用している戦車である
※ストライカー装甲車とは、アメリカが使用している装甲車である
「これらをアストロノムスに解析してもらって複製してもらうか。アストロノムス、これらお願いね?」
「了解しました、マスター」
アストロノムスに日米で使われている軍事車両を渡すと、量産体制に入った。そしてレーダーに飛行物体を検知して外に出ると、オスプレイが着陸した
「どうも、一班到着しました!」
「ご苦労!中に居住区があるので各自別けて使ってください!」
「ありがとうございます!」
オスプレイ一機から25人が出てくる。一度に向かってくるオスプレイは3機あるので、全員来るのに結構時間がかかる
「まだまだかかりそうだな。なら、今のうちに弾薬とか諸々渡しておくか」
暁は来た隊員に弾薬、弾倉、光学照準器、食料などを支給した
「ぽ、ポトフだ!」
「う、うめぇ…」
「海の上だとこういったものは食えないから染みるぅ!」
このポトフは私が前に作ったのをルビーとサファイアが作り方を知りたいと言ってきたから教えたけど、ちゃんと美味くできたな
「は〜い、まだまだおかわりあるのでゆっくり食べて大丈夫だよ〜!」
「列に列んでお願いします!」
ルビーとサファイアは一班の自衛隊にポトフを配って活気づけていた




