打合せ
暁はクレラントを王城まで送ると、空母に電話した
「“どうも、暁です。お時間いいでしょうか?“」
「“こちら朝山です。大丈夫ですよ“」
「“自分たちが魔物から防衛しようとしているクラスト王国ですが、もうすぐ敵国と戦争になります“」
「“なんだって!それは本当か?!“」
「“はい、なので自衛官や米軍を派遣してもらって、『防衛』と言う名目で動かせませんか?“」
「“だがそれだと?自衛隊法を侵すことに…“」
「“そのまま見捨てれば、確実にコストが高くなります。そして後に自滅します。そうならないために決断しなければなりません!それにここは地球とは別の世界です。どうかご決断を!“」
「“…。武器に関してだが、破損や損失がある、無論米軍も同じだ。それに弾薬、砲弾、ミサイル、燃料もそれなりに必要になる。用意できるか?“」
「“用意できます!“」
「“いつ戦争だ?“」
「“予測では、あとニ週間以内と思われます“」
「“なら4日以内に用意!そして『防衛』ということでクラスト王国を防衛する!以上、作業にかかれ!“」
「“了解!“」
暁は電話を切ると、アストロノムスを呼び出した
「アストロノムス!お願いなんだが…」
「マスターの言いたいことは電話を通して知っています。銃器類は完了。燃料は米軍からの通信で油田を発見しましたので、既に工場を作成しています。ミサイルはこちらで作成できます。弾薬や砲弾は王城から頂いて行きましょう」
「あぁ、頼んだ!そしてさっきから気になってたんだが…なんか、人間になってないか?」
アストロノムスは黒髪で白衣を着ていて、とても愛くるしい身長だった
「これはクローンで作ったボディーです。電波塔からこのクローンに通信信号を送って動いています」
「な、なるほどな。それじぁ私達と一緒に行動できるってことか」
「そうです。ちなみにスキルも作りました」
「どんなスキルなんだ?」
「翻訳、近接戦闘、演算、指揮などを作成しました。他にも作成できますが、核に必要な魔石が枯渇してきましたので、今ある魔石を加工しました。魔石作成まであと半年はかかりそうです」
「わかった。なら早速弾薬や砲弾の確保しちゃうか」
「はい、了解しました」
アストロノムスとの作戦会議が終了した




