32/199

購入

暁は奴隷商に入ると、奴隷のメイドが出迎えてくれた。そして、その一人のメイドが来た

「ようこそ、奴隷商へ。なんの奴隷をお求めでしょうか？」

「年齢は問わない、安い順から大量に買いたい」

「了解しました。担当者を呼んで参りますので、しばらくソファーで休んでいてください」

近くにあったソファーに座ると、前の世界のソファーとほぼ変わらない感じがした。少し待ってみると、奥から人が来た

「えっと、初めましてですね。自分の名前はルドルフと申します」

「私は暁です」

「では、安い順に奴隷を買いたいと伺いましたが、予算はどれほどでしょうか？」

「金貨150枚ぐらいの範囲でお願いします」

「150枚！…それですと、約300ぐらいの数になりますが…」

そんなに買えるのか？！そうなると73式の乗車人数より圧倒的にオーバーするな…。今回は26人ぐらいにしょう

「では、26人お願いします」

「お客様、安い奴隷の場合10人お買い上げなされると1人無料でついてきます。後4人で3人無料ですが、どうしますか？」

ここの創設者は商売の基本をわかっていたか。だがどうする？オーバーになってしまう…だが、買うか

「それでは、買います」

「お買い上げ、ありがとうございます！」

お金を払い奴隷を買うと、汚い格好にボロボロの服を着ていた。年齢は全員が10代ぐらいだった

「さ、行こうか」

暁はギュウギュウな荷台になりながらも入れて奴隷を連れて研究所に戻ってきた