奴隷商
「う〜ん…ん?体が動かない…」
朝起きて体が動かないことに気がつくと、二人がガッチリと足も使って暁に抱き着いていた
「これは…二人が起きるまで待つしかないな…」
待つこと数時間、ようやく二人が起きて暁は解放された。そして朝食を食べてルビーは提案をした
「お父さん、新しい奴隷買わない?」
「え、なぜだい?」
「えっと…あ、もうそろそろ人手が足りないと思って!」
「ゴーレムが居るから大丈夫かなぁ…」
するとルビーはオロオロとなった。暁が理由がわからないでいると、サファイアが言った
「ルビーはきっと、『他の捕まっている子たちを助けてあげたい』って言いたいんですよ」
「あ、なるほどね」
ルビーがうなずくと、暁はルビーの頭を撫でる
「すまんな、気づかなくて…。幸い、ヘリは鉱石だけで交換できたからお金はあるんだ。今日行くかい?」
「う、うん!!!」
元気よく返事したルビーは、サファイアにありがとうのグットポーズをとった。暁はアストロノムスに帰宅まで防衛を命じてから採掘場にまた向かった
「また鉱石が増えてるな。それじゃ、拝借しますか!」
鉱石をまた半分ほど吸わせて、73式大型トラックと交換した
※73式大型トラックとは、自衛隊で所有している大型のトラックだ
さて、これで結構な人数が入るはずなんだが…どんぐらい購入できるかだよな…。とりあえずは安い順に購入して行った方がいいな
暁はルビーとサファイアを連れて王国の奴隷商に向かった。奴隷商は豪邸みたいな建物で、地下や外に奴隷が居る
「ルビー、サファイア、今回は車で待っててね。すぐに戻るから」
「パパ、なんでですか?!」
「お父さん、僕達大丈夫だよ?!」
「私は二人にこの先に行ってほしくないからだ…」
少しの間が空いて、ルビーとサファイアはうなずいた
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