手帳と置き土産
『信じられないことが起こった。自分たちは地球のアメリカの研究所で働いていた。アメリアと僕の二人とも、神によって殺されてしまったらしい。だが、その代わりに大きな力をくれた。思うがままに作成できるスキルを与えてくれた。』
『やっと地下研究所が完成した!あれから半年、念願のアメリアと僕たちだけの施設が完成した!だが、研究所が誰かによって襲撃されてしまった。この世界にある魔石と言う石は動力源…すなわち膨大なエネルギーが詰まっていた。これを使ってロボットを作ろう!そうしたらここを守れる!』
『クソ…今度は大勢で攻めてきやがった…僕も負傷してしまった…もうすぐで死にそうだ…医療用ロボはあるが、もう遅い…アメリアも、もう…ここでアメリアと一緒に終わるのも良いかもしれないな…。誰かがこの手帳を見てくれたら…ここの施設を好きに使ってくれて構わない。だがお願いがある…僕とアメリアの墓を作ってくれ…』
最後のページには、ゴーレムを制御できるパスワードが書いてあった。暁はそのパスワードを管理室の制御盤に打つと、ゴーレムの制御ができたのでマスター権限を三人に設定した
「ダンジョンじゃなくて研究所だったとは思わなかったな…」
「お父さん、早くこの人たちを…」
「そうだな、墓を作るか…」
三人は研究所を出て入口の側に墓を作り、骨壺に骨を詰めて墓の中に入れた




