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感動

暁は帰宅すると、ちょうどルビーとサファイアが起きてきた。朝食を作り食べ終わると、二人に今日のことを伝えた


「と、言うことで今回はダンジョンに向かいます」

「パパ、装備はどうするの?」

「今日は銃はP90、FNファイブセブン、装備はいつも通りで、今回はその他で手榴弾も用意した!」


※P90とは、5.7mm弾を使ったサブマシンガンだ。主に外国の特殊部隊が使っている


※FNファイブセブンとは、5.7mm弾を使った近接戦闘で貫通力の高い拳銃だ


「お父さん、手榴弾ってなに?」

「手榴弾は、薬莢の中に入っている火薬が大量に入っている入れ物を爆破させるっていう代物だね。見た方が分かりやすそうだね。外に出よう」


三人は外に出るとギャラクシーから少し離れて土のうを腰の高さまで積み、手榴弾を暁は二人に渡す


「使い方は手榴弾のこのピンを引っ張って外して、向こうに投げるだけ。注意は投げたら投げた方向に足を向けて頭を両手で守るんだ。これは安全率を上げるためだから欠かせないよ。ただ、隠れられそうな場所があったらそこに隠れても良いんだ。一回投げてみるからこの壁に伏せててね」


暁はピンを抜くと遠くに投げて土のうに隠れると、『ドーン』と爆音が鳴った。三人は起き上がると、一か所だけ焦げて、地面が少し抉れていた


「すごい爆発だね…お父さん…」

「そうだね。とりあえずこの装備で行こうか」

「「はい!」」


ハンヴィーに乗ってダンジョンに向かい、中に入る。すると、壁は研究所のような壁に、天井には電球の光が差し込んでいた


「なんで電気が…」

「パパ…もしかして、パパの使っている道具の技術ですか?」

「そうだ…そしてその技術は”前の世界”の技術だね」

「前の世界?お父さん、どういうことなの?」


暁は地球から来たこと、部隊が全員死んだこと、私の能力などを打ち明けた。すると二人は暁に「しゃがんで」と言われしゃがむと、頭を二人から撫でられた


「パパ、大変だったね…もう大丈夫だよ」

「お父さん、辛いことがあったら僕たちに話してもいいんだよ?」

「…ッ!」


地面に涙が落ちた。まるで、心から蝕まれていたものが剥がれ落ちたかのように暁の心が軽くなった


「お父さん、泣いてるの?」

「な、泣いてないよ…」


暁たちは少し経ってからダンジョンに進み始めた。魔物と呼ばれる機械を狩り始める

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