大金
「「「「オオオオオオォォォォォォォォォォーーーーーーー!!!!」」」」
兵士たちが大声をあげて喜んでいる様子が声で分かった。16式を出ると、まるで英雄かのように兵士の目が暁の方向を見ていた
「まさか、本当に倒せるとは…」
「頭を狙ったからだと思います。それで、これどうしますか?」
「とりあえず早いですが、今日のノルマは達成したので帰ります。そしてこれは後々回収部隊が来るのでその人たちに任せます。にしてもここで倒せて良かったです。国の障壁なんかも構わずに突っ込んで破壊するので助かりました」
「それは良かったです。では帰りましょう」
部隊が帰り、任務は終わった。報酬は夕方渡されるらしい。そしてこの部隊は一か月に二度森に入るらしく、功績を上げた者が多く報酬を渡されると言う感じだ。そして街を暁、ルビー、サファイアがふらふら歩いて夕方になると、報酬を受け取るためにお城へ向かった
「では暁様、報酬の金貨500枚です」
「…へ?」
窓口の女性が報酬として出してきたのは、金貨500枚だった。暁は少し固まっていると、窓口の女性が口を開いた
「今回のロックトータスは、森からこちらに迫ってくる危険もあったのでこちらの報酬にさせていただきました」
「いくらなんでも多すぎじゃぁ…」
「国の損害額に比べたらまだ安い方です。それに、ロックトータスは魔石も大きいですが、目的は肉の方です。貴族の方々がこぞって美味しいから買うらしいのです」
「な、なるほど…そういうことでしたら…」
暁は金貨500枚を手に入れると、城から出て二人とともにウッドハウスに戻った




