臭い
注意:全部の物語は私が通勤中に書いているので巻の中に納まっていない場合があります。
「この脱落防止の仕方……西検問所のノエルだな……」
フェルマが手に取った小銃では、脱落防止に徹底しているブラックテープの巻き方だったので一目で誰のか特定できた。
「襲撃に遭った時に逸れたが、死んじまったのか……」
悲しい気持ちよりも、怒りが勝った。どうして我々を裏切ったのか、殺したのかという言葉で埋め尽くされていた。
「フェルマ1曹、武器の回収完了です。ここは臭いが酷いので一旦室内に入ってはどうでしょうか?」
周りには死体が散乱しているので当然臭いは酷いが、アドレナリンが出ていたフェルマは言われた瞬間臭ってきていた。その臭いは鉄が錆びたような臭いがして、呼吸する度に吐き気がして来る。
「あぁ……入るよ……」
疲れた様子で室内に入ると、全員武装の確認をしていた。
「敵兵から奪った小銃弾倉が8個、拳銃弾倉が13個、小銃が5挺、拳銃が7丁です。それと地面に落ちていた各種弾倉です。」
「なら拳銃を分配して、小銃弾倉は無い隊員に渡して小銃本体は使い道が無いので今のところ放置で良いと思います」
部下が回収した物の分配を考えている。そして部下がフェルマに最終的に確認をとり分配した。その後にバイクのエンジン音が近づいて近くで停車。そして扉が開いた。
「回収できたぞ!」
全員喜び弾倉に持ってきてくれた弾薬を装填して1人弾倉が6個、銃を1人1挺持てるようにできた。そしてフェルマがサラに移動の話をして了承したので移動準備に取り掛かる。
「重傷者26名のうち死んでしまったのが21名…移動するためには担架を作って警護を前後に作って移動する」
「「「了」」」
適当な棒にタオルや死体の服を使って担架を作り、重傷者を乗せて民間人と共に移動した。SAT隊員がフラッシュライトで前線に立って音を極力たてずに歩く。すると前衛の隊員が音を拾って停止の合図を出した。
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