補充
注意:全部の物語は私が通勤中に書いているので巻の中に納まっていない場合があります。
駐車されていたのはカーゴで、荷台には半分銃架の空間があり、その上にはM2重機関銃が設置されている。12.7mm弾薬は足元にボックスで2つ置いてあった。その荷台には訓練で使用するはずだった5.56mm弾薬の山もある。
「すぐに背嚢に詰めるだけ詰めるぞ!そして詰めなかった分は爆破して処分する!」
10人の隊員は持参した背嚢の中にパンパンに詰め、カーゴの燃料を残った弾薬にかけようとした。その時、外で足音がする。1人が覗くとそこには大柄の大人、それも複数人居たのだ。
「敵視認!距離50!」
敵は発砲してきたが、1人だけ小銃を持っている様だった。隊員は扉を閉めてから離れて
「そのキャリバー使えるか?!」
サラは隊員の1人に言って使えるか確認させた。弾薬を装填し、コッキングレバーを2回引く。
「サラ3曹、見た感じ使えます!」
「よし、各員命令有るまで発砲禁止」
単発射撃しながら近づいてくる敵にビクつく隊員だったが、小銃を壁の隅で構えるだけで発砲はしない。そして敵の足音が1mまで近づいて来て扉の前に着くと、足音が止まった。
壁は金属板とコンクリで5.56mmでは撃ち抜けない。だが12.7mmは撃ち抜ける筈…
「…撃ち方始め!」
ドドドドドドドド
M2重機関銃の腹に響く発砲音が車庫内に響き、壁には無数の穴を開けていった。敵が発砲する音が微かに聞こえるが、こちらに銃弾は飛んでこない。100発のベルトリンクを撃ちきったところで弾切れになり鳴り止んだ。外をゆっくりと確認すると血の川を作りながら米兵7人が死亡しているのを確認する。
「武器は弾丸を浴びてダメになっているから再利用は無理だね。全員、即刻撤退する」
弾薬に燃料をかけてライターで火を放ち、カーゴ全体を炎が包みこんだ。それを尻目にバイクを回収してから全力で戻る。その時には後方で複数弾ける音と共に1つ大きな爆発する音が聞こえた。その頃仲間たちでは・・・
「弾薬が…残り10発…」
サラが行った後、隊長になった西検問所のフェルマ1等陸曹は何とか切り詰めて使っていた弾薬が底をつきかけていた。そして周りでも弾切れになる隊員が多く、腰から銃剣を抜いて小銃に刺していたり、長い棒に銃剣をテープでキツく巻いたりしている。そしてフェルマはその光景を見て呟く。
「全員、白兵戦用意…」
全員の目が血走っており、扉の前で待機した。そして足音が至近距離で聞こえてくると同時に、扉から出て一斉に銃剣突撃を敢行した。
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