占拠
注意:全部の物語は私が通勤中に書いているので巻の中に納まっていない場合があります。
シャットアウトされる前の暁は、第2ブロックに行こうと門まで歩いていた所だった。車で移動しないのは、町並みを見ておきたいのと、単にレトロな町を見たかったのだ。そして現在は拳銃だけを右足のホルスターに携帯して護衛の自衛官2人と歩いているのだ
「町は平和、私たちも平和、この上なく嬉しいよ」
暁は町を見ながら後ろで腕を組み、笑顔で言う
「確かに、異世界に来てからは戦闘行為しっぱなしでしたからこうした散歩みたいな事してませんでした」
「だが、現実は厳しくてね。こうした時にもどこかしらで無線が飛び交うんだよ」
「"マスター、応答願います"」
「ほらね?」
やれやれとした表情で無線を取り、アストロノムスにかけた
「"ん?どうしたアストロノムス"」
少し真剣な様な、真面目な様なトーンで無線機をかけてきた
「"マスター。緊急事態発生、現在研究所内にて反乱の兆候g…"」
ブチッ
暁は5秒間その場に固まってしまった。状況を整理したのだ
アストロノムスからの緊急事態。研究所で反乱。そして急に通信が切れた事からアストロノムスの電子機器が全てダウンした可能性が高い。なぜ?米軍か自衛隊、はたまたそのどちらもが研究所を制圧したかもしれないから。どうやってそんなことが?口車に乗せられて何かしらの誘導、あるいは道具を使って無力化したと考えられる。
結論、研究所が占拠された…?
急いで無線で通信施設に繋げると研究所からの電波は来ているか確認をとったが、生憎来ていなかった
暁は脂汗を出しながら駐在している自衛官の元へ走った。現状を把握できない自衛官2人は暁に追いつこうと走った。館に戻ると自衛官と菅野と労働者が中庭で休憩中だった
「中佐、どうしたんだ?」
走ってきた暁に菅野は質問する
「拠点としていた研究所が反乱して占拠された可能性がある…」
隊員全員が今の言葉を聞いて固まってしまった。それもそのはず、研究所はほぼ全てと言っていいほど設備や物資がある。装備品、銃、弾薬、兵器工場、食料施設、その他にも数え切れない。それが占拠されたのだ
「つまり、奪還作戦ですね…?」
1人の隊員が放った言葉は簡単に言っているが、困難を極めることは皆知っている。陸上自衛隊では奪還作戦は訓練でやることがあるが、海上自衛隊は無い。なぜなら海兵隊や水陸機動団みたいに陸に上がって攻める訓練はしてこなかったからだ
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