異分子
注意:全部の物語は私が通勤中に書いているので巻の中に納まっていない場合があります。
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その頃、米軍と自衛隊の一部では不穏な動きが出ている
「我々には自由が必要が必要だと思う!それもあの暁神楽というクソ野郎のせいでこんなクソな異世界なんて来ちまった!」
「そうだそうだ!」
「アイツのせいだ!」
1室の広い部屋に日米の戦闘員が約100名居る。自衛官2対米軍8だった。その1体以外は全て暁神楽2等陸佐の不満を持つ者だった。その1体とは、隠密行動をしているアストロノムスだ。アストロノムスは現在、日米の戦闘員全員のスマホや通信端末に事前にハッキングしており、情報収集していた
「やはり、こういう異分子が出てくる頃でしたか…。全部が全部良い方向に傾く訳では無いとはいえ、この量と人は流石に計算外でしたね」
精々50人、護衛艦や空母の海からから陸に引き抜いた連中が謀反を起こすと考えていたが、予想外な事に陸ではなく海の連中が80人という大半を占めていたのだ
「早くにマスターに伝えねばなりませんね」
日米の男たちは武器を携帯しており、武器の携帯については暁は許可していた。だが、弾薬の携帯については貸出所を通さなければならない。ただし、1つだけ弾薬を入手する方法がある。皆お馴染みの警備隊員を無力化する方法だ。この世界に転移してきてから通常の自衛隊法だと意味がなさなくなってきた。なので少しだけ超法規的措置として暁が命令して研究所などを実弾を持たせて警備している。弾倉は防弾チョッキの弾納に全部で6個入っている。警備隊員は全員で20名。検問所には予備の弾倉が20個に、小銃がm4と89式合わせて4挺ある。その全てを奪う計画を彼ら反逆者達が話している。だが、そんな彼らにも問題があった
「でも、相手は全員子供…。16歳以下の子たちですよね…?殺しは嫌ですよ…?」
「無論殺しはしない。だが、撃ってきた場合は別だ。殺すと解ったからにはこちらも殺しにいかないと殺される。わかったか?」
「…」
子どもを殺す事に躊躇している人物がチラホラと見れた。その頃にはアストロノムスは高速で情報処理をし、防犯カメラとスマホのカメラから武器の種類、数を確認して報告文面を形成、暁の無線に飛ばした
「"マスター、応答願います"」
「"ん?どうしたアストロノムス"」
「"マスター。緊急事態発生、現在研究所内にて反乱の兆候g…"」
「なら、早速始めようぜ。俺たちの英雄譚を!」
言葉を言い終えると、男はポケットから小型のキューブを出した。その瞬間、全ての研究所内にあるアストロノムスの記憶保管庫と演算システム以外の対EMP処理がされていない機械システムはシャットアウトした。
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