視察
注意:全部の物語は私が通勤中に書いているので巻の中に納まっていない場合があります。
「お待ちしておりました。第1ブロック担当のアンドレット・シュヴァルツと申します」
第一印象はイケメンで紳士的な笑顔を出している人だった。アンドレットが手を差し伸べると、暁は鉄帽を外して手を握った
「初めまして、日本国自衛隊幕僚長代理の暁神楽です。本日は宜しくお願い致します」
「もう町の領主様なのですから、敬語はご遠慮願えますと助かります。でなければ立場が同じに思えてしまいますので…」
「いえ、私は領主様としての器ではありません。それに、元は軍人でした。もうその精神が身に付いているので早々無理ですよ」
暁が言うと、アンドレットは困ってしまった。理由は単純で、大体の領主は敬語など最初から使わない。それは共通認識として世界的に認知されている。そこに敬語を使う暁という人物が現れてしまい、戸惑ってしまった。その様子を見て暁は少なからず感づいた
「最初は敬語で許してください。何分、成り立ての身ですから。後々慣らしていきますので…」
「わかりました…ではこちらに」
アンドレットに連れられて第1ブロックの案内をされる。歩いていくと、住民が住む場所に案内された。外から1番目の外壁で守られているのが住民が住む地区なのだ。そこから、第2、第3、中央区に別けられる。無論、中央には我々の屋敷がある
「ここ第1ブロックは住民地区となっております。人口は約1万3000人。警備隊員は総勢700名で治安維持しております。外にある畑の小麦量は年間約10,000トンになります」
「なるほど。税金はどの様に?」
「すべて小麦にて払っていました」
「なら現金も可能にします」
アンドレットは疑問に思ってしまった
「何故現金を?小麦を納めると長期保存や現金としても換金できます。戦争の時には兵士の食料としても流用できます」
「当然デメリットもあるはずだ。嵩張るし、重い。なんなら保存場所が限られる。燃えたら意味が無いしね。だから、ある程度現金化したい」
アンドレットはその着眼点に少し驚きを隠しつつ、暁の要望を了承した。今年度から実施するらしい
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