貧
注意:全部の物語は私が通勤中に書いているので巻の中に納まっていない場合があります。
「ここって僕でも仕事できる?」
「あ?ガキは家でメシでも食ってろ!」
菅野は子供でも容赦無く言うが、男の子は顔を少しだけ暗くさせた
「パパやママは…もういないから…ご飯無い…」
それを聞いた菅野は少しフリーズしてから暁に尋ねる
「おい…ここの子供は貧しいやつばかりか?」
「貴方の時代で考えると、多いです。向こうの日本には無かった奴隷の売買などもありますし…」
菅野は無言で拳を強く握って怒りを隠していた。すると菅野は男の子に近づいた
「衣食住、それと少しの金をやるから掘れ。できるな?良いよなぁ、暁中佐」
「あぁ、無論だ。屋敷の庭のテントになってしまうが」
「だ、大丈夫です!お願いします!」
男の子は元気に返事をして尻尾を振っていた
「ん?…ッ!?」
菅野は男の子の尻尾を見ると驚いて口を開けてしまった
「お…おい、その尻尾は…」
「あ〜…この世界にはいろいろな種族が存在しているんですよ」
「種族関係無く助けるとはこういうことだったか…ガキの妖怪かと思った…」
よく見ると髪の毛に埋まっている耳や、歯が鋭いことが見ればわかった
「みんなも雇ってもらえない?」
「あ〜…それは中佐に聞いてくれ」
菅野は暁に目線を送る
「私は無論良いぞ。人手は現在は借りたい状態だ」
男の子は目をキラキラさせて全員を呼びに戻った。数分後、50人ぐらいの半獣、半鳥、半竜などが居た
「ッ!暁隊長話が…」
自衛官の1人が暁に他の誰も聞こえないように耳打ちする
「この世界では人間に近い竜族でも希少、つまり奴隷商人の目に入れば連れて行かれると実例がありました。流石に人目につく場所だと危険が…」
暁は考えると、迷彩服3型の上衣を出した。半竜人は竜の翼をして角が生え、太い尻尾を持っていた。なので翼が入るように背中の部分を切って、そこに翼を通してあげた
「これで我々の仲間だとわかる。手を出す様であれば私だけで始末するさ。あとは…」
半竜人の後ろに『現在アルバイト中』というプレートをクリップピンで固定した
「よし、これで良いだろう。君たちもこっちに来てこれを着てくれ」
人数分のアルバイト用迷彩服を出すと全員着てくれた。全員寒そうな格好だったので少し暖かそうにしている
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