死
※この巻は具体的に表現されているグロが含まれます。
…え?
暁は振り返った。何故か首が熱く、よくわからない感覚に襲われたからだ
「よくも…よくも計画ォ"ォ"ォ"ォ"ォ"ォ"ォ"ォ"」
「と、取り押さえろ!」
隊員が取り押さえるように言った。村田はエンペラー6型拳銃を持っていた。隊員は拳銃を取り上げ拘束した
あ…ヤバいな…これ。しづらいな…息…熱いな…首…
「お父さん!!!」
「パパ!!!」
「隊長!!!」
暁は首を撃たれてしまった。血が溢れ、溺れているような感覚で空気が吸えない状態になっている。隊員が近寄って出血箇所を押さえているが、血が出続けている。腕は震え、足はバタバタと動かしている
苦しい…息が…これ…助からないな…もう…
暁の目には今がスローモーションみたく映っていた
すまんな…ルビー…サファイア…。目の前で死んでしまってな…
先程より震えが短くなり、暴れる力が無くなっていくのが隊員にはわかった
「隊長!死なないでください!」
すまんな…おまえたちを…もとのセカイへ…カエスことがデき…なくて…
暁はゆっくりと…ゆっくりと…視界が狭まっていった。瞼を閉じ始め、視界がボヤける。死ぬ時の感覚はあるが、撃たれた箇所の感覚は無くなっていた。そして最後には耳も遠くなり…聞こえなくなった。身体の感覚も徐々に無くなり、謎の浮遊感に包まれていた
ここは…私は死んでしまったか
すまんな…みんな…終わっちまって…
『まだ終わっていませんよ!』
?!
『私の命…暁様に捧げます!』
次の瞬間には、暁は起き上がっていた
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!生き返ったぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
その場にいた全員が生き返ったとこに驚き、尻もちをつく人さえいた
「じ、状況は!?」
近くにいた隊員に声をかけるが、数秒だけフリーズして隊員は答えた
「あ、暁隊長が倒れて…しばらくしたら急に光出して…そしたら傷口が治りました…」
どういうことだ…?。一旦頭を整理しよう…。撃たれた後、私は誰かに呼ばれて…そうだ!あれは空母の時の女の子だった!
「"お父さん!大丈夫なの?!"」
「"あぁ…一応は大丈夫そうだ。だが1つ確認したいことが…"」
ルビーとの通話を一旦止めて、空母の方へ通信する
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