突入
穴は2Mの四角形だったが、砲撃があったので穴は広がっている。なのでロープを使って降下した
「これは…電気で照らしてるな…」
地下の天井には配線と割られた電球があり、遠くには明かりも見えた
「10:50、地下の突入を開始する。総員、前へ」
少ししゃがみながら盾を構えて前進していく。光で前は見えているが、横は肩幅3人分しかない。正直言って狭い
「こりゃ大変だな…」
角にたどり着き少し覗くと、敵である2人を帝国兵が見つけた。兵士は銃をそっと構えると引き金を引いて発砲した。散弾を浴びた敵は倒れ込むが、息はまだあった
「報告」
「敵2名の無力化に成功。足音が3人ほど聞こえます」
ウサ耳みたいな耳をピクピク動かしデビットに現状を報告する
「敵が現れ次第撃てる距離になったら発砲しろ」
「了解」
全部の弾薬を散弾からフォスター型に切り替えた
※フォスター型とはスラグ弾の一種で、推進力によって生まれた風圧で回転力を生み出す弾薬だ
ウサ耳兵士は敵兵の頭目掛けて発砲して弾頭は頭をグチャグチャのミンチに変えた。敵は我々の存在に気がついたようだが、敵に発砲されないようにすぐにリロードして二人とも頭を撃ち抜いた
「グチャグチャだな…ナンマンダブナンマンダブ…んじゃ、行くか」
暁は手を合わせて仏に祈ってたが、すぐに切り替えて銃を持ち進んだ。奥には鉄筋コンクリートで作られた壁や護衛艦の隔壁のような扉を大きくしたようなものまであった
「監視カメラが無いのが幸いだな…」
隔壁は閉ざされており、叩いても鉄の音があまり反響しなかった
「一か八かラムでも撃ちますか?」
「そうだな。崩れたりしたらスキルだったりでなんとかできるからやるか」
「らむとはなんだ?」
デビットは暁に聞いてきた
「ラムとは1人で持てる攻城兵器みたいなものですね」
「ならやってくれ。我々にはあの扉は手に余る」
「わかりました。では扉を破壊した後突入でいいですね?」
「あぁ」
部下の意見を採用して110mm個人携帯対戦車弾を交換して50Mほど離れた位置に移動して発射した
ド ゴ ォ"ォ"ォ"ォ"ォ"ン"
爆音と爆風が耳や体に襲いかかる。ブラッド兵士は驚き耳や目をつむったが、自衛官は銃を握りしめ、いつでも突入の準備が出来ていた
「突撃に、前へ!」
自衛隊は全速力で扉に向かって走ると、それを見たブラッド兵士も走った
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