要請承認
「海自ではなんとも言えないですね。所有している護衛艦隊は全て最新の近代化を施していて人数を割いて陸上部隊と分けていますが、陸上は訓練が足らず未熟な状態です。そこで投入するとなると、死者が確実に出ます。なので、できるとしたらミサイルと砲撃支援しか我が艦はありません」
「アメリカ海軍も上陸となると人員を割けないが、航空支援ができるな。ただ、何かしらの報酬が欲しいところだがな」
「陸自では自衛官候補生の動員ができると思います。もちろん命を危険に晒す行為はできません。ですが、無人機での市街地戦は可能です」
「そ、それはつまり…戦闘支援をしてもらえると…?」
3人は頷き、スレスティアは首の皮一枚繋がったと思いほっとする
「感謝する。もちろん報酬も用意させます。皆さんはなにが望みか?」
「我がアメリカ海軍は土地を望みます。国に帰る術がない以上、こちらにもアメリカ合衆国を作らねばならないからな。そうでないと母国が無いショックが大きすぎる」
「わかった。では外国からの借金の足しに貰った土地があるので、そこを譲渡する。二人はなにかあるか?」
「私は大丈夫ですね。研究でほぼ全ての過程をできるので。そうですね…貸一つでどうでしょう?」
「自分もそうですね。暁幕僚長と同じ意見です」
「引き受けた。ではこれからの防衛作戦の話を始めたい。先程の話を踏まえると、皆は航空支援は全力でやれるが、市街地戦は遠隔での参戦と言っていた。それで間違いないか?」
3人は頷く
「市街地戦が始まったら民間人の避難をしてはもらえぬか?」
暁が口を開く
「ヘリでの救助は銃撃を受けた際墜落の危険性があります。なので一箇所に集めてもらわねば不可能です」
「なら問題は無い。昔に建設させた避難用の大きな高台がある。あそこならヘリを実現させた時用にヘリポートも建設させてあるからな」
「なら大丈夫そうですが…万が一の場合、日本国民意外の民間人を残してでも我々自衛隊は危険な場合、撤退をします」
「…承知しているよ」
乾いた…いや、どこか諦めのような笑顔をスレスティアは暁に向けた
すまんなスレスティア…我々は日本国民と米国民しか助けられない…。でなければ自衛隊員全体がダメになる…
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