開始の前
そして暁は上陸部隊と合流していた
「今回、敵はわからないが、帝国側はサプライズを用意してくれた。それを快く思って…全て潰そうではないか。作戦は、最初に陸地の大幅戦力を戦艦と戦闘機で削ぐ。次にAAV7で隊員や兵士を送った後、ホバークラフトにて10式とM1を輸送。徹底的に敵城を攻める。質問があれば挙手しろ」
※AAV7とは、陸上自衛隊で運用されている水陸両用車で今回は人員輸送に任を置いている
※ホバークラフトとは、空圧の力で浮いて風力で進むエアクッション型輸送艇である
「いいですか?」
兵士が手を挙げる
「どうぞ」
「我々の兵力は?」
「上陸部隊で500名だ。武装は無論小銃、拳銃、機関銃、ランチャーの完全武装。必要に応じて魔石弾を許可。ただし、航空支援であるヘリは無いと思え。ちなみに戦闘機も1回使ったら無理だ」
「どうしてでしょうか?」
「簡単だ。以前の退役騒動でゴッソリいなくなつた。主に攻撃部隊だ。ヘリは作れても、兵士がいなくては扱うことはできん。それは同様に戦闘機もだ。ちなみに現段階はヘリ3機、戦闘機6機だ。他にはいるか?いないな。以上で終了する」
暁は陸自の臨時司令室である地上の仮設テントに向かった。朝山とグリートは船の中にあるCICだ
「さて、ブラット帝国の用意した敵はどれかな。鉄板か木材辺りだろう。いや…もっと別の可能性も…。まぁ、考えても仕方ないか」
朝山は深く考えようとしたが、任務に集中した
AM10:00、開会式が始まった
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