信仰
「言ったはいいものの、予備自衛官といえ現地住民に銃を持たせられるのか?他国を信用していいのか?」
先走って問題を抱えていたことにやっと気づく
コンコンコン
「はい、誰だい?」
「パパ?今時間いい?」
「いいよ、お出で」
サファイアが扉からヒョコッと顔を出して近寄ってくる
「パパ、前から貰ってたお小遣いを使って奴隷たちを解放してたんですが、パパに恩を返したいって言う子たちが沢山いて…」
「解放してたのか。んで、どれぐらいいるの?」
「ざっくりだけど1万人ぐらい…かな?親衛隊みたいなのを8000人で作って訓練を繰り返してるの。他は仕事をここでしたいっていうから子供でもできる簡単な業務をやってもらってるの」
「1万?!…親衛隊か。なら、予備自衛官として雇い入れるよ。銃はもう持たせてあるのかな?」
「うんん、銃はまだ危険だから模擬銃剣と刀を使っての訓練をしてる」
「なるほど。その子たちの信用度はどのぐらいだと感じる?」
「上限を超えそうなぐらいの信用度だったよ。パパに逆らう人を細切れにしてやるとか言ってたから、忠誠心は本物。愚痴は零さないで自衛官と同じメニューの訓練をしてるよ」
ここまでの忠誠心か…。怖いぐらいだが、これで一気に解決に繋がった
「数日したら全員を試験して予備自衛官として迎えよう。サファイアも来るかい?」
「わ、私はいいかな…。あの子達根は真面目でいい子なんだけど、私もルビーもあの子達から女神とか呼ばれて信仰の対象にされてるから、毎回通りかかると土下座したり膝をついて手を合わせて拝んでくるの…。正直…行きづらくて…」
気恥ずかしそうにサファイアが言ってくる。その事を聞いた暁は『私の場合、どんな対象になっているのか…』と、少しだけ恐怖するのだった
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