SAT
「失礼します。小隊長、暁幕僚長を連れてきました」
「初めまして。幕僚長代理の暁です」
「初めまして。SAT小隊長の春香凜音です。10日前にここに飛ばされてちょくちょくこの国には偵察に入っていました。ですが、その間に仲間と離れて食料は尽きて散々でした」
「はぐれたと言うのは?」
「警察官3名と森の中ではぐれました。化け物が出てきてパトカー一両失い、逃げている途中に…」
「なるほど。後ほど自衛隊を派遣させてもらいます」
「ありがとうございます。武装はお渡ししたほうが?」
「私もそこは考えてなくて…とりあえず、職業から作りましょう。それまではお預かりしたいと考えているんですが…」
「確かに。別世界に来て銃を持った職業がある方がおかしいですもんね…」
春香は少しだけしょぼんとしてからSATと警官から武器を剥ぎ取り暁に渡す
「急いで公表しますので、少しだけお預かりします」
武器を全員分回収すると、ハンヴィーの後ろに積んで警官はトラック、SATは銃器対策警備車に乗って研究所の外までついてきた
「ここが保護施設…ですか?」
サラリーマンが口を開けた。暁は無線機のボタンに手をかけた
「普段はこういうふうに何もないみたいに偽装してありますが、魔術により空間的な偽装をできるようになりました。“こちらAK、研究所保護施設の偽装を解除“」
「“了解、解除します“」
泡が無くなるような感覚で幻影が消えていく
「ここが保護施設です。仮住居ですが、一人で住むには丁度よいサイズで、8畳あります。料理をしたい場合は共同スペースがありますので、そこでお願いします」
連れてきたみんなが保護施設が現れたことに呆然となっていた
「ほへ〜…異世界はなんでも有りですね〜…」
春香は関心したように話す。SAT隊員は自分の目をまず疑ったようで、目をゴシゴシしていた
「では住民登録をやってしまいましょう」
「向こうの国に残った人たちはどうしますか?」
春香は手を上げて質問をしてきた。結構ノリの良い人かもしれない
「あの国には自衛隊の基地を建設したので、そこで行ってもらいます。ネット回線は有線で繋いで共有しているので楽に管理できています」
民間人の氏名、住所、年齢、生年月日、経歴、指紋、DNA、声帯認証を保存してカードを発行する
こんにちはこんばんはフレカレディカです(*´ω`*)
感想、評価、レビュー、ブックマーク、修正箇所、質問などよろしくお願いします!!!評価が上がるごとに投稿数を増やしていくので今後ともよろしくお願いします"(-""-)"




