約束
「さて、どんな願いがいいんだい?」
「私達を」
「パパの仕事で一緒に働かせてほしいの」
一瞬暁の脳はフリーズしたが、直ぐに復帰した
「あ…危ない仕事だよ?」
「お父さんが一緒だから大丈夫」
「汚れるよ?」
「知ってるよ!」
「…まぁ、約束だしな。いいよ。一緒にやろうか」
「「やったぁ!!」」
「ただし、危険なことになったら逃げること。いいね?」
「「はい!!」」
二人はピョンピョン跳ねて喜んでいた。その時に腰に下げてある無線が入る
「“こちらCP、AKオクレ“」
「“こちらAK、どうした?オクレ“」
「“クラスト王国にて一般人の転移者、転生者を保護した。オクレ“」
「“人数の把握はしてあるか?オクレ“」
「“約10名と聞いた。オクレ“」
「“わかった。今すぐ向かってくれ。保護したら前に建設した保護村に連れてってくれ。オクレ“」
「“了解。終り“」
無線を切って腰に無線を戻した
「パパ、どうしたの?」
「私と同じこっちの世界に連れてこられた人たちがいるから保護しに行くんだ。ついてくるか?」
「「行く!!」」
その後は自衛官四人、米軍四人、そして私達の三人が向かうことになった。ハンヴィーに三人一組で3車両、73式大型トラックが二人で1車両だ。暁たちは直ぐにエンジンをかけてクラスト王国に向けて走らせていた
「まさか一般人を転移や転生させるとは思わなかったな…そういえば勇者も素人の動きだったから一般人だったのかな」
「あのパーティーの勇者は嫌でした」
「僕もそう思う!」
「ハハハ…まぁ、剣を奪われれば懲りるからもう近づかないと思うよ」
数十分程してクラスト王国につき、ギルドまで足を運んだ
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