敵襲
「にしても、転生者にも種類があったとは…。あのときは理解できませんでしたよ」
「何で理解できないのよ。簡単に理解できるわよ」
「ハッキリ言って無理です」
バァーンッ
急なことだった。銃撃を受けたのだ。銃撃は一人十秒に一回撃たれている。倉田は運転を止め、中村と倉田はドアに固定してある折りたたみ式89式小銃を外してコッキングをした
「“こちら中村。全員、まだ降りるな。撃たれた方向を報告しろ。オクレ“」
「“こちら一番車、撃たれた方向は2時の45°。四人確認。オクレ“」
「“こちら中村。了解した。スリーカウントで反撃する。オクレ“」
「“こちら一番車。了“」
「“行くぞ。スリー…ツー…ワン…GO!!!“」
武装勢力を鎮圧すべく、ドアを開けて反撃を開始した。最初の攻撃で武装勢力の一人が倒れた。自衛官はドアを盾に身を隠しながら攻撃をする
「倉田!先にチェストリグ着けろ!」
「了!」
倉田から先にチェストリグを車内から取り出し、装着する
「装着した!次!」
「了解!」
中村も車内から取り出し、着た
「こちらも完了した!」
「了!」
銃撃戦は数十分間続き、武装勢力は残り一人となった
「残り一人!撃ちながら突入する!中村、来い!」
「了解!」
建物の中に入り、屋上に上がるべく、階段を上がっていく。3階建ての建物で、二階まで到達したところで銃撃を受けた。倉田と中村は壁に身を潜めた
「クソッ。もう一人いやがった」
その時、足元でコロコロと転がる音がした。先端には火花をあげている線、鉄でできたパイプ。そう、見た目はダイナマイトの手榴弾だった
「ヤベッ!」
「何やってる!」
直ぐ様倉田が手榴弾の導火線を抜き、無力化した
「的確に対処しろ!いいな!?」
「り、了解!」
倉田はチェストリグから手榴弾を取り出すと、ピンを抜き3秒してから敵に投げた。爆発が起こり、銃声は止んだ。二階から三階に移動すると、敵と出会ったが、弾込めしている最中だったようで、射殺した
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