2人
「これからどうするか…」
暁がボソッと零すと、すかさず朝山は言う
「暁さん、これは早々に安保条約を結ぶべきだと…」
「あぁ、流石にこのままいざこざが出来たら大変だ。それに、その国の政府は転生者か転移者かもしれない」
「第一次世界大戦の水準だ。そのぐらい日常的だろう?」
ジョナサンはわかってたかのように言葉を返してきた
「とりあえず、使者を出して安保を取らないとな…君、直ぐに使者の用意をしてくれ。それと、朝山2等海佐の艦からここに後で貼り紙を貰うと思うから、できるだけ多くのギルドの掲示板に冒険者を雇ってでも良いから貼っておいてくれ」
「はっ!」
自衛官は敬礼をして部屋を出ていった。使者を向かわせると同時に、転生及び転移者の捜索、保護活動も行われることになった。その後は解散し、昼飯を食べに食堂に向かったのだった
「結構混んでるな。自動で作ってるとはいえ、流石にこの数は堪えるか」
食堂の料理は、ボタンを押して待っていると、料理が自動で出てくる仕組みをしている。もちろん金曜日にはカレーが出てきて、隊員たちやメイド、米軍や保護している子どもたちにも好評だ。
暁はメニューにある牛丼を押して料理をテーブルに持っていく。いつものように食べていると、ルビーとサファイアが料理を持ってこっちに来た
「パパ!一緒に食べよ!」
「いいぞ〜。こっちにおいで。お、二人ともオムライスか」
「うん!この料理美味しいから」
二人が暁の隣に座ってご飯を食べ始めた。そして、驚きは突然やってきた
「ねぇ、お父さん。お父さんは元の世界に帰りたい?」
「ん?私は帰らないよ?」
「なんで?」
「そうだなぁ〜…簡単に言うと、もう失うものが無くなっちゃったからかな。大事な人も、大切なものも、向こうの世界にはもう無かった。だけど、この世界で守りたいものができたからね」
二人は不思議そうに疑問を浮かべていた
「二人だよ。私は、ルビーとサファイアが大切になったんだ。その他にももちろんいる。だが、一番は、二人だよ」
ッ////////?!?!?!?!
暁が二人に言うと、二人はみるみるりんごの様に顔が真っ赤になっていった。暁は食べ終わると、司令室に向かい、報告を聞いた
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