8話:芝山夫妻が家を建てる。
その後、住んでいた貸家が古くなり、近くに住む大家さんが高齢になり、
管理できず、子供達が売りたいと言っているとので、不動産さんを通して、
面会すると、敷地面積80坪で、道に面して建ぺい率100%の容積率300%
とわかり、芝山伸吾が、古家つき、即金3000万円で売らないかと不動産屋
に伝えて、相手方に聞いてもらうと了解したと、連絡が入った。
不動産の売買契約書を作成して買い手と売り手の双方に渡しハンコを押し、
2000年4月17日に売買が成立し、相手さんの振込先を聞いて送金した。
その後、手数料3%欲しいと不動産屋が言うので90万円払うと、芝山の
土地と書いた登記簿を渡してくれた。
そして3000万円なら、私も買いたいと、思わず不動産屋の本音が出た。
その後、不動産屋に、地元の格安の解体業者と格安木造住宅のメーカーを聞き
、解体費用が150万円で、新築5LDK、建坪50坪の家を4600万円
で作れる事になった。
ついでに造園業者に外構と庭作りをお願いし300万円で引き受けてくれ
、ハイエースも買い換えで300万円で総額8400万円で、新築工事を
お願いし、その間、不動産屋に15万円の家賃で5ヶ月間、古家を貸して
もらった。その結果、芝山家の残金が約2億円となった。
2001年3月に次男の次郎が県立浦和工業高校を卒業、本田技研入社し
、狭山工場に勤務し、長男の芝山一郎は埼玉大学工学部機械科に合格した。
長女の一美は、2003年3月に、埼玉県立大宮光陵高校の音楽科を卒業
して、両親の芝山伸吾と和子の経営する、音楽教室の講師として就職した。
次女は、2003年3月に、予備校に2年通った末、予備校でもトップ
クラスの成績となり、東京大学工学部航空工学科に合格した。これには両親
が驚いて、今後やりたいかとどんな事をしたいのかと聞かれ、ジェット機
かロケットの関連の仕事につきたと抱負を述べた。
2003年5月に、長男の芝山一郎が、カリフォルニア大学に半年留学
したいので、金を貸して欲しいと言われ、いくらと聞くと、2年生と3年生の
2年間半年ずつで100万円と言った。もし足らないようだったら、自分の
アルバイト代で賄うと言った。これを聞いていた、次女の次子も、2年後の
2005年5月、同じ事を言ったので、やむを得ず、2年生と3年生の
2年間半年ずつで合計200万円を貸した。
一方、株の方では、2003年4月28日ソニー株を成り行きで2万株
買い入れると、5540万円で買え、残金が13800万円となった。
その後、丸紅株を2003年6月4日、朝8時50分に成り行きで40万株、
買いを121円で4840万円で買い、残金が8960万円となった。