65話:母とマディラ島観光
こう言う島では、その影響もなく、こういう自然の摂理、自然の流れが続いて
いくのだろうなと、少し羨ましくなった。今日もパレードを見ながら昼食をとり
、いよいよクライマックスになったようで、山車の車の檀上の絶世の美女が自分の
方を見るとドキッとして胸をときめかせる芝山伸吾だった。そして14時を過ぎ、
母がホテルに帰ろうというので戻った。
ホテルで、お茶して明日はパレードでなくて他の名所を回らないかと母が言う
のでホテルの主人に相談して、決めておくと芝山伸吾がいうと、ありがとうと
言って、母は、部屋に入り休んだ。その後、夕食をとり、今日の花祭りの雑談
をして、芝山が明日、マディラ島の中央部のマディラ植物園と最後に世界第2位
の断崖絶壁見てくるつもりだというと母が植物を見たかったのと喜んでくれた。
そして21時に解散して床についた。翌朝9半時に予約していたタクシーが
来てくれ、15分程でマディラ植物園に到着した。ランをはじめ、マデイラ島
のシンボルともなっている極楽鳥花、ゼラニウム、キンポウゲなど、色
とりどりの花々が美しく咲き誇る園内を見て回り、多くの写真を撮った。
特に素敵だったのは幾何学模様のカラフルな花壇で魔法の花の絨毯でため息が
出るほどの素晴らしさだった。
庭園内を歩いて11時近くに、一度、植物園内レストランでお茶を飲んで
一休みして軽食をとり11時半から13時まで見て植物園を出た。その後、
車で15分でジオラン岬へ到着した。一番先の展望台へいくと海が見えて、
海から580mの高さがあるのが実感できた。その後、硝子張りで下が見える
有料の展望施設へ行くかと聞くと、折角だから、行こうと言うことになり
出かけると10人以上のが来ていた。
床は硝子張りになっていて高い所が苦手な芝山伸吾は後ずさりしたが母と夢子は
しっかりの下の方を眺めていた。そして、母が冥土のみやげに、良いものを
見せてもらったと笑った。そこでも、多くの写真を撮って30分以上も飽きずに
景色を眺めていた。15時近くなったので母にホテルに戻りますかと聞くと
そうしましょうとなり、タクシーでホテルに戻ると15時近くなっていた。
そして、それぞれ部屋で休み夕食をとって、明日の日本への帰国を考えて、
早めに床についた。翌5月5日は朝6時に起きて7時過ぎのマディラ空港行き
のバスに乗り7時半過ぎに空港に到着し、搭乗手続きを取り、マディラ空港
8時40分発の飛行機に乗り込んだ。リスボン空港10時半に到着し、
オランダ航空の乗り場に移動した。
その後、搭乗手続きを取りリスボン11時40分発の飛行機に乗り込み出発し
、オランダのスキポール空港15時35分に到着し、17時50分発、成田空港
行きの飛行機の登場口に行き、近くのカフェで一休みして、その後、飛行機に
搭乗し、寝たり、映画を見たり食事を取ったりし、やがて5月6日12時に
長旅の末に成田空港の到着した。空港を出てスカイライナーで日暮里経由で
池袋、和光市の実家へ帰った。その晩は部屋に入りゆっくり休息をとった。
翌5月7日には時差呆けがとれ始めた、多く撮って来た写真を整理した。