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63話:ポルトガルのフンシャルへ2

 スライスして焼いてないパンは、ほんのりサツマイモの香りがするがボソボソ

していて今ひとつ。鉄板で焼いた「ボーロ・デ・カコ」が、旨くて、おかわりした。

 すると日本人は米しか食べないと思っていたが、旨いパンの味もわかるのかと

驚いていたので、若い人の朝食はパン食が多いと言うとアメリカと仲が良いからな

と笑いながら言った。


 そして明日ら1週間のフンシャル花祭りは、この島の大きな祭りの一つだと説明

してくれた。フンシャルでは2月下旬から1週間、「フンシャル・カーニバル」が

年の初めの大きなお祭り。マデイラのカーニバルは、この地方で最もにぎやかな

お祭りの1つ。 金曜日、フンシャルの町はブラスバンドの音楽とともに朝を迎える。

 そしてカーニバルのパレードが陽気な気分を繁華街まで運んで来る。市役所広場では

5日間にわたり夜もコンサートやさまざまなショーが続く。


 土曜の夜には、大きな山車の行列が町の通りに登場し行列は昔ながらの道筋を通り

町を練り歩いた後、市役所広場に集まります。広場は音楽や歓声であふれる。

めくるめく雰囲気の中、歌やダンスが繰り広げられ、それはそれは豪華な行列になる。

 カーニヴァルそのものの当日(告解の火曜日)に、フンシャルの祭りは一気に

最高潮に達する。この期間中、フンシャルの街路は電飾で飾られ、お祭りの音楽が

あたりを包むと、うれしそうに話してくれた。


 フンシャル花祭り、以前は4月に行われていたが最近は世界の休日にあわせて

5月2日から10日までとなったと言い、5月になってから、世界中から多くの

お客さんが来て、大きなクルーズ船、毎日、交代でヨーロッパ、アメリカから

やってきて人口が3倍に膨れ上がり大混雑すると言った。これで我々が年の半分の

収入を得られるようになったとうれしそうに語った。


 また9月2から4日はマディラ酒のフェエスティバルが行われ世界三大酒精強化

ワインの一つであるマデイラ酒のフェスティバルでマディラワインが飛ぶように

売れるとうれしそうに話してくれた。その後11月15日にはマディラ島で島内の

クリスマス・イルミネーションが一斉に点火するクリスマスイルミネーション祭り

が執り行われると教えてくれた。


 12月15,16日は聖シルヴェストレ祭と言ってマディラ島の首都フンシャル

で行われる港での花火大会が有名で深夜0時港の船は一斉に汽笛を鳴らして新年を

祝うんだと言った。これを聞いていた、芝山伸吾がフンシャルの町長は商売が上手で

やり手だねと言うと、そうなんだ、彼のお陰で島のみんなも裕福になり、ありがたい

と言い、最近は、サッカーのクリスティアーノ・ロナウドの人気がすごくて、

女性達だけで来るツアー客も増え、特に若い美人さんが増えて本当に楽しいよと、

にやけていた。そんな話をしていると20時半になり、シャワーを浴びて寝ようと

言うと、ホテルのマスターが、明日は混むから、一度8時までに通りのパレードが

見やすい位置の場所取りしておいた方が良いと言い、パレードが始まってからでは

遠くからしか見られないと教えてくれた。了解と言い礼を言って部屋に戻っていった。

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