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59話:母の見送りと病気

 熱海の名所巡りを終えて午後16時過ぎに帰って来て風呂に入りゆっくりして

から、夕食会場へ行き、2回目なので母もなれたもので、好きな物をえらんで、

ゆっくり食べて19時過ぎに部屋に戻ると母に電話が入り話して、わかった

明日帰ると言った。内容を聞いてみると、母がいなくなって十津川興業がうまく

動かなくて困っているらしく、明日、新幹線で夕方までに帰らなければならなく

なったと告げ、昨日の笑顔からこわばった顔になった。


 それを見て、無理しないで身体を壊さないでねと夢子が言うと、お前には構って

やれずにすまないねと言い、また時間ができたら遊びに来るからねと言い2人で

大泣きして、芝山伸吾は困ってしまった。すると、しばらくして何もなかった

ように雑談を始めたので、明日何時頃につけば良いと芝山伸吾が聞くと遅くとも

18時前と言ったので了解と答えた。


 そして芝山伸吾はが熱海発10時で青森に15時前に着く列車をスマートフォン

で予約した。そして、この日は観光して回ったので疲れて22時には床についた。

 翌朝、朝食後9時半にホテルを出てタクシーで熱海駅へ行き購入した切符を

もらい10時の熱海発の新幹線にのり東京駅に11時前につき、東北新幹線ホーム

まで母、十津川麗を送り、東北新幹線に乗せて芝山夫妻は家に帰ってきた。


 すると15時に家の電話が鳴り母が青森に着いたと連絡してきた。この年は、

その後、特に旅行することもなく、夢子は以前やっていた音楽教室に行き、娘と

一緒に生徒にレッスンをしたり、練習方法の指導をしたりしていた。そうして

2週間が過ぎた頃、朝6時半に十津川興業の十津川護から母が倒れたと電話が入り

芝山夫妻は急いで大宮に向かい新幹線に乗り青森に向った。


 夢子が病院に着いたのが昼前で母はベッドに横たわっていた。十津川肇の話に

よると朝起きてきたとき廊下で倒れたというのだ。診察してくれた先生が診察に

来て極度の心労が重なり特にメニエール症状がひどくて安静にしていて耳鳴り

がしてふらつくことがまだあるでしょうと言い、ストレスによる自律神経失調症

と診断で仕事から解放して上げ暖かい温泉で治療して症状が改善したら、南国の

きれいな花を見て、散歩して汗をかいて、自律神経の正常に戻すとこが良い

でしょうと教えてくれた。


 沖縄、ハワイ、グアムなども良いでしょうと言い、もちろん温泉は非常に良い

と言った。一番行けないのはストレスだと言い、何か仕事しているようだった、

年齢から言っても辞めるべきでしょうねと言った。この話を聞いて、十津川護が

今年初めの熱海旅行が楽しかったと言っていたので、そっちで預かって欲しいと

言った。


 「いつも冷静な夢子が十津川護の前に行き真正面に立ち、随分、虫の良い話ね

と親だから優しくしてくれると思って、こんな年になるまで、こき使って病気に

なって使えなくなった、捨てるのと大きな声で言った」。

 すると、そう言う人聞きの悪いことは言わないでくれと言った。

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