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58話:熱海温泉旅行で親孝行2

 そのため十津川興業では津軽三味線を4グループに分け、それぞれ独立して

全国コンサートツアーをプロダクションと組んでやっているのが収入元で他の

民謡の家元が次々と消えていき、民謡や演歌の世界は今後、厳しいと予測した。

 そんな話を遅くまでして、0時過ぎに消灯して寝た。翌朝、8時に起き、

朝食をとってから、日の出の相模灘を見に熱海港を15分ほど散策した。


その後ロビーで御茶を飲んで、今日は日本一早い熱海梅祭りに行こうと芝山伸吾

が言うと、母が梅まつりは良いね楽しみだねと言った。その後、10時半に

ホテルを出て、タクシーの運転手さんに2時間ほど、梅の名所を回ってもらう様

に芝山伸吾がロビーの人と打ち合わせして、タクシーを呼んでもらった。


 その後10分ほどでタクシーが来て、最初に熱海駅の次の来宮駅近くの急坂を

あがった熱海梅園に連れて行ってくれた。熱海梅園ができたのは1886年と

歴史ある梅園だった。とても広い敷地を誇る広い園内には、多くの梅の木が

白、桃、紅など春色の梅の花が咲き誇る光景は圧巻だった。熱海梅園には

梅の木は、早咲き272本、中咲き104本、遅咲き96本が植えられており

、順に開花していきます。時期をずらして行けば違った景色を楽しめる。


 中咲きの梅「呉服枝垂くれはしだれ」「呉服枝垂」は八重咲きの美しい花

が特徴。足湯の近くなど、園内に5本植えられている。遅咲きの「思いのまま」

園内に6本植えられている「思いのまま」は、1本の木に紅梅と白梅が混在して

咲く珍しい品種。育てている人の希望など気にせず思いのまま咲き分けるので

、このような名前がついたらしい。


 1輪1輪色が違っていることもあれば、1輪のなかに紅と白の花びらが混じった

ものも。毎年姿を変えて咲き誇るのが特徴。「中山晋平記念館」の入館は無料。

 梅まつり期間中は無休大正から昭和にかけて「シャボン玉」や「春がきた」

などの童謡や「東京音頭」など、数多くの大衆音楽を作曲した中山晋平。


 第二次世界大戦が激化した1944年、東京都中野区から熱海市に移住し

1952年に亡くなるまで熱海で暮らした。彼の別荘として1935年に建築

された建物を1991年に「熱海梅園」に移築。ピアノなどの愛用の品々や直筆

の譜面などを展示している。その後、来宮駅近くの来宮神社に、お参りしてきた

のは言うまでもない。


 来宮神社には樹齢2000年と言われる大楠があり人に願い事を言わずに幹を

回ると願い事が叶う、幹を1周すると寿命が1年伸びるといった伝説が話題となり

来宮神社に祀られている。神様は、3人。1人目は縁結びや営業繁栄の神様、

大巳貴命おおなもちのみこと2人目は日本の木を植樹したと言われる生命の

神様、五十猛命いたけるのみこと3人目は有名な武勇と決断の神様、

日本武尊命ヤマトタケルノミコトで参拝方法は2拝2拍手1拝。見るものを

圧倒する存在感。来宮神社の境内には、そんな驚くべきご神木がある。


 このご神木は大楠で日本では2番めの大きさ、本州でみるとNO.1の巨樹。

 来宮神社の大楠は“長寿の神木・成就の神木”とも呼ばれ、様々な伝説がある

この他にも、長い時代を生きてきたご神木なので、人生に迷ったときに幹の周り

を歩くと、1歩踏み出す勇気をもらえるらしい。ちなみに大楠を回るルートは

右回りでも左回りでもOK。最初に上り坂、後から下るコースが好きな方は

右回りに。最初は平たんな道で後から上ったり下ったりするのが好きな方は

、左回りに進むと良いようだ。

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