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57話:熱海温泉旅行で親孝行2

 ホテルに入り、夢子が久しぶりに親子で貸切露天風呂を予約し、母と2人で海を

見ながら露天風呂に入り、長話をしたようで、2人とも笑顔で帰って来て、お茶と

サービスで置いてある茶菓子を食べコタツに入ると、母は安心したようで寝息を

たてて寝てしまい毛布を掛けて寝かせてあげた。その後、交代してがお風呂に入り

行き、しばらくして帰って来ても、母は寝ていたので起きるまで静かにテレビを

見ていた。


 午後16時半頃に母が起きて、気持ちよく眠れたと言い起きてきた。また、

ちょっと海岸をぶらつきたいというので厚手の上着を着て、熱海港の夕日を眺めに

行くと、その夕日を見ながら母が思うところがあったのだろうと見えて目に涙を

浮かべハンカチで拭いてるのを見てしまった。日が沈むとホテルに戻り、ロビーで

温かい御茶を飲んでゆっくりし、18時過ぎに夕食を食べにホテルのレストランへ

向かい、バイキングなので多くの食材があり、母はもの珍しそうに、多くの食材を

見て回り、少しずつ取って、ゆっくりと味わいながら夕食を楽しん出るようだ。


 芝山伸吾が酒を飲まないのを見て、下戸・げこ、なのかいと聞くので、いいえ

、以前は洋酒が好きでよく飲んでいましたが数年前に心筋梗塞を患ってから酒を

飲まなくなったと説明すると心筋梗塞でよく助かったなと母が言い、津軽の方

でも胸を押さえて倒れて救急車で運ばれて亡くなった人達を人々も何人も見て

いると静かに言った。


 養生しなよと優しく言った。19時過ぎに食事を終え、部屋に戻るとテレビを

見ていた、芝山伸吾が眠くなったので先に床に入ると行って部屋の奥の布団の

中に入って30分もしないうちに寝息をあげて寝てしまった。その後、母と娘

2人きりになり、夢子が東京で出てから、亭主や長男の世話と弟子達の指導と

面倒を見た話を母が止めどもなく語り続けた。


 先日、旦那さんが亡くなってから糸の切れた蛸のような感じで今後、どうして

生きて行ったら良いのか悩んだ話もした。しかし、旦那が死んでも十津川興業

は続けなければいけないし、私は死ぬまで十津川興業のために働くしかないと

悟ったよとしみじみと言った。


 すると夢子が疲れたらいつでも来て、熱海の温泉で憂さ晴らししに来て良いよ

と言うと、お前には何もしてやってないのに、こんなに世話になって申し訳ない

と大泣きし落ち着いた頃に、十津川興業では弱いところは見せられないから、

疲れたら、また寄らせてもらうよと安心したように笑った。その後は十津川興業

の大将の十津川肇が気が小さくて、何でも私に聞いてくると言う話をした。


 更に最近入門してくる若手の教育がなってない話、民謡、三味線の世界にも

若人が台頭してきているが教育がなってない事を痛感している話を嘆いていた。

 インターネットの時代で民謡、歌謡曲が廃れてきているが津軽三味線は独特

らしくで外人さんが見物に来てくれコンサートををして欲しいと言う要望が

全国各地から届き、未だに仕事があると言い民謡は廃れてきて中高年だけで

人が集まらなくなり公演ができないと嘆いていた。

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