４話：芝山と夢子の結婚
十津川和子は、家に帰り、引越をするために、タンスの衣類を出し、本棚の
本も出した。３０分位して、芝山君が来て、重たい物用の小さな段ボールと、
軽い物用の大きな段ボールを２０枚ずつ運んできて、これで足りるだろうと
言うと、十分ですと答えた。そして、俺も家に帰って引越の用意をしてくる
からと言い帰って行った。
翌日、芝山さんから昼に電話がかかり、役所に結婚届を出しに行き、昼食を
取りながら、明日、何時頃、君の家に行ったら良いと聞かれ、ここから、
和光市駅のアパートまでどの位かかるのと聞かれ、１時間あれば十分だろうと
答えた。朝９時でも１０時でも構いませんというと、中を取って９時半に来る
と言った。そして、引越当日となり、２トンロングボデーのトラックで彼女
の家に行くと玄関誓うの所に大小の段ボールが１４個出来上がっていて、
次々と２人でトラックに積み込んだ。
ギターは、自分で運ぶと言ので了解した。次に、芝山の家に行くと、
ダンボールが２２個あり、手分けして運び、家具がなくなっていたので聞くと
、引き取り業者に持っていってもらったと言った。そして、昼前に、東京の
北部を出て、４０分くらいで和光市に到着して、荷物を大きなリビング
ダイニングに運び込んだ。その後、２つの６畳に部屋に２人の本箱を組み建てて
本を入れ、十津川和子は、組み立て式の洋服タンスを組み立てて、洋服を入れ
、布団類も押し入れに入れた。
そして、新しい、組み立て式のダイニングテーブルと椅子と茶箪笥とテレビ
、冷蔵庫、洗濯機、洗剤や、必要な物を買いに行った。そして、全て終わった
のが午後１７時頃で、２人で、レンタカー屋へトラックを返却し、夕食を取って
、電車で３０分で和光市駅に着いて、徒歩１０分でアパートについた。
今晩が、結婚初夜となったが、芝山さんとは付き合いが長く、新鮮な感じは
なく、男女と言うよりも仕事仲間という感じがぬぐい去れなかった。そして、
風呂を沸かして、入ってビールを飲んで、疲れていたせいか、２２時には、
お互いに別の部屋の布団に寝て、朝を迎えた。
翌日は、レンタカーを借りて、埼玉県の名所をあらかじめ調べてを走りだした。
国道２９８号線を東に向かうと直ぐに荒川を渡り、左車線を走っていると
彩湖学習センター、彩湖・道満グリーンパークと書いてあり、更に進むとヤクルト
戸田球場、戸田総合グラウンド、テニスコート・ソフトボール場、サッカー場
、陸上競技場など大きな施設があった。
そして、彩湖とは、横の大きなせき止められて荒川の横に、せき止められて
できた、大きな人造湖だった。そこからまた、道を戻り、所沢の先の西武園
遊園地方面にむかった。多摩湖通りを走り、多摩湖の大橋を渡り、西武球場を
見て、進み狭山市自然公園で車を止めて、狭山・ダムを見学した。
その後、近くのレストランで食事を取り狭山湖周辺を走っていると、
モーテルがいくつもあり、芝山が入って見ようよ言うと、十津川笑ったので
、そのまま、入って、珍しい設備を見ながらはしゃいでいたが、初めての
逢瀬を経験した。
