37話:震災募金のため株投資再開
芝山伸吾は、以前世話になったD証券に勤める里山繁君に東震災募金のため
株投資再開したいと電話かけると、里山君が了解したと言い、残金はいくらある
と聞かれ30000万円と言うと十分だと言った。2011年春4月となったが
、暗いニュースから抜け出せず、6、7、8月になっても、いぜんとして世の中は
、いまだに暗闇から脱することはできなかった。
しかし、3度目のステント手術が予定通り2011年7月13日に行うと
連絡があり、手術前日に入院して検査をして、翌日に造影剤を入れて、溶出型
ステント手術がレントゲンを見ながら慎重に行われた。手首に止血帯をして、
夕方には退院し、6時間後、外して良いと言われ、水分を多めに取る様に言われて
退院した。
その後2011年9月になり里山君からの電話でオリックス株が底値をつけたら
買いだろうと言った。そして2011年9月26日昼過ぎに、オリックス株を
5500円で買いと連絡が入り2万株、11000万円を買い、残金が
19000万円となった。その後、オリックス株が10分割し20万株となった。
その後、10月、久しぶりに車で箱根の温泉にと芦ノ湖へ出かけ、湯本冨士屋
ホテルに2泊し早川港で魚の干物を買って帰って来た。やがて2012年を迎え、
冬の厳寒期は余り外出せずに暖房のある部屋で過ごし、インフルエンザに気を
つけて生活していた。
やがて4回目・最後のステント手術が予定通り2012年1月14日に行うと
連絡があり、手術前日に入院して検査をして、翌日に造影剤を入れて、溶出型
ステント手術がレントゲンを見ながら慎重に行われた。手首に止血帯をして、
夕方には退院し、6時間後、外して良いと言われ、水分を多めに取る様に言われて
退院した。退院時手術してくれた先生から全て上手く行っているから異常が
なければ病院に来なくても良いと言われた。
5年、10年生存率は、どの位なのですかと聞くと、癌じゃあるまいし、
ないよと言い先生が大笑いして、死ぬまで生きる、80,90,上手くすれば
100歳以上生きるかも知れないと、笑い飛ばされた。ただ君は再凝血したという
前科者だからヘパリン抵抗性があるので、凝血阻止剤の薬は、他の人の2倍以上の
量を続けていただきますと言った。そのため、鼻出血、歯、歯はぐきの出血が
あっても我慢する事ねと付け加え、手術をした先生がステントを始めて1000回位
、手術したが2度目の経験よと真面目な顔をして言った。
しかし、退院して多くの血圧を下げる薬と数種類の血液を止まりにくい薬を多く
飲んでいて、血圧が70と110になり、頭が重いというか、気力が失せると
いうか、ぼやーっとするようになったある日、用事があって、車でデパートへ行き
、貧血を起こして大変な目にあった。そこで、開業医の先生が、一気に血圧を
下げた生だといい、血圧を下げる1つの薬をやめても良いでしょう言ってくれ、
減らした。その後、貧血はなくなり快適になった。