27話:音楽の旅、北ヨーロッパ4
続いてロイヤル・パレスのクラウンルームには、別名「スコットランドの栄誉」
という王権を象徴する3つのアイテム(クラウン・ジュエル)」が展示されている。
その中でも特に宝冠には10個のダイヤモンドと数多くの宝石がちりばめられて
、エディンバラ城の場内でも必見の場所。その次が、セント・マーガレット礼拝堂
は、エディンバラ城の場内に現存する最も古い建物で、1130年にデイヴィッド
1世によってメアリー王妃に捧げるかたちで建てられました。
デイヴィッド1世の母親であるメアリー王妃は多くの慈善行為をしたとされ
、ローマ教皇によって聖人に列せらた。現在でも洗礼式や結婚式に使われている。
その次が旧約聖書の創世記に登場するヤコブが枕として使ったという伝説が
ある「運命の石」は、代々スコットランド王の戴冠式が行われた宮殿にあった。
1296年にイングランド王エドワード1世が戦利品としてイングランドに
持ち帰ってからは、イングランド(後にイギリス)の戴冠式に使われました。
1996年にスコットランドに変換された運命の石は、現在はクラウンルーム
に展示されている。その次が、モンス・メグ「巨大な大砲」15世紀、
エディンバラ城の北側には「モンス・メグ」と呼ばれる巨大な大砲(射石砲)が
設置されていた。名前の由来はベルギーの町の名だと言われている。
イングランドの善良公フィリップ3世に製造され、スコットランド王
ジェームズ2世に贈られた物である。総重量6トン射程距離3キロメートル
にも及ぶ、外観も性能も圧巻の大砲。元来軍事用だが用途を変更し
エディンバラ城の儀式の時のみ使う礼砲となっている。
実際に礼砲としてスコットランド女王メアリー・ステュアートとフランス王
フランソワ2世の結婚式で使われた記録がある。ちなみに、発砲された砲丸
(150kg)は後で回収していたというから驚きだ。現在ではもちろん使用
されていないが、「ワン・オクロック・ガン」と呼ばれる空砲を打つ
名物イベントがある。日曜以外の13時に発砲されており観光客に人気だ。
目の前で放たれる空砲は迫力満点で時間を合わせて見てみたい。
最後に、ハリーポットの息吹を感じよう:世界的に人気のファンタジー
小説「ハリー・ポッター」シリーズが、エディンバラの地で生まれたのは
有名な話だ。作者のJ.K.ローリングはエディンバラ市街、エディンバラ城
が見える窓際の席でシリーズ第1作「ハリー・ポッターの賢者の石」を
書き上げたと言われている。
作中に登場する魔法学校・ホグワーツの実際のロケ地はノーサンバーランド
州のアニック城だが、エディンバラ城を始めとする市街独特の空気が壮大な
物語が生まれる端緒となった事は間違いない。ハリーポッター・ファン
であればぜひ作品に思いを馳せながら巡ってみたい。
こうして朝から1日かけエディンバラ城を見学したが、エディンバラ城は、
もともとスコットランド王家の住まいだった。見学を終えてホテルに着くと
18時、夕食をとり床についた。翌7月28日、朝7時にホテルを出て、
エディンバラ空港へ行き、搭乗手続きを済ませた。
その後、カフェで待ち11時発、アムステルダム・スキポール空港に13時半
に着き、1時間待ち15時発の成田空港行きに乗り、7月30日、9時前に
成田空港に到着し、11時に和光市の我が家に帰って来た。