25話:音楽の旅、北ヨーロッパ2
次に訪ねたのが、セントパトリック大聖堂、ここは、アイルランド国教会の
管轄をうけるもう一つの教会。大聖堂の内部には美しいステンドグラスや
ケルト文化を知ることができる展示がされていた。ガリバー旅行記を書いた
ジョナサン・スイフトもセントパトリック大聖堂の首席司教だったことで
有名で、スイフトの像が建てられていた。
その後、近くのレストランで昼食をとり、一休みしてから、ダブリン城を
見学した。10世紀砦が築かれ、そこから拡張されて現在の姿になっている。
今日も残っているレコードタワーは1226年に建てられたもので、
その他の大部分は17から18世紀作られた。イギリスにある王宮や宮殿
と比較するとかなりこじんまりした印象をうけるが、現在も国の重要行事
で使用されているだけあり内部は豪華絢爛、中庭もとても綺麗に整備されて
いたので散策した。
16時にホテルに戻り部屋で休み、夕食を済ませ、ホテルに20時45分に
タクシーを呼び、「オニールズ」へでかけた。音楽とダンスは、どこかと聞くと
2階と言われて案内された。その後、ビールとつまみのプレートを注文して
、ゆっくりしていると21時半頃から、ケルト音楽の演奏と歌が聞こえてきた。
じっと聞き入っていると、妙に懐かしく聞こえるのが不思議だった。次に、
あのアイリッシュダンスが始まり、手拍子が鳴り響き徐々に活気を帯びてきた。
そして、時のたつのを忘れて23時過ぎにパブを出てタクシーでホテルへ
帰った。かなり酔ったせいか、直ぐに爆睡した。
翌7月22日、朝7時に起きて、昼食後7時半に出てタクシーでダブリン空港
へ行き、ロンドン・ガトウイック空港行き11時発の飛行機に乗り込んで、
12時半過ぎにロンドン・ガトウイック空港に到着し、特急電車で市内まで
35分で到着した。ホテルには14時について、チェックインした。
今日は移動で疲れたので、少し休み、16時にフロントで生演奏を聴けるパブを
聞くとピカデリーサーカス駅の「ワキシ・オコーナーズ」を紹介してもらった。
18時頃から演奏はじまるから、17時半頃ホテルを出ると良いと言われ、
地下鉄へ急いだ。18時前に「ワキシ・オコーナーズ」に入り、4ポンド
550円位で現金等交換で500mlのビールをもらった。
その後、料理も頼んで22時頃まで音楽を聞いて、ホテルに帰っていった。
翌7月23日は、イギリスの湖水地方のウインダミアに行こうと考えて、
フロントの人に情報ををもらった。それによるとロンドン・イーストン駅
から1時間に1本程度電車が出ていて、所要時間は全体で3、4時間程度。
基本的にオクセンホルムという駅で乗り換えがあります。オクセンホルム
まで来るともう湖水地方なので、そこからウインダミアまでは20分程度
だと言い、ロンドンからオクセンホルムまでが長いのよと笑った。
200ポンドほどの料金で行けるそうだ。翌7月24日、朝7時にホテル
を出てロンドン・イーストン駅へ向かい、8時のオクセンホルム行きの列車
に乗り込み、3時間半で到着した。そこからヴァージン・トレインに乗り換え
、ウインダミアまで20分ほどで到着した。