21話:音楽の旅・アメリカ南東部4
グレイスランドから北へと車で約15分の距離にサン・スタジオがある。
これまでにたくさんの有名なミュージシャン達がこのメンフィスのサン・
スタジオから羽ばたいており、特に洋楽好きにとっては聖地のような存在に
なっている。もちろんメンフィス出身のエルビス・プレスリーもこのスタジオで
レコーディングしているため、デビュー当時の彼の歌声を聴くこともでき、
プレスリーが実際に使用していたマイクも観光客に向けて展示されており、
そのマイクを持って記念撮影することもできる。
また、館内では展示品を紹介する英語ツアーも用意されているため、
プレスリーをはじめとする有名ミュージシャンのルーツや、メンフィスから
発信された音楽の歴史について学ぶことができた。夕方19時にホテルに
戻って来て、夕食を取って、シャワーを浴び早めに床についた。
翌4月22日、朝食後、9時半にホテルを出て、10時に、スタックス博物館
に到着した、ここは、メンフィスに観光に訪れる音楽好きの人々に人気な。
ここアメリカンソウル・スタックス博物館。ここはソウルミュージックの名門
、スタックス・レコード社の建物を博物館として利用した観光スポットで
、ソウルミュージックの本場メンフィスで、その原点と歴史を存分に学ぶ事が
できるの。ゆかりのあるソウル・ミュージシャンは数多く、オーティス・
レディングや、スティーブ・クロッパー、サム&デイブなどそうそうたる顔ぶれ。
こうしたスター達の有名なソウルナンバーを聴きながら、レコードジャケット
や楽器、衣装、写真、そして愛車などをじっくりと見学でき、メンフィスの
ソウルを存分に堪能できた。昼食と近くのレストランでゆっくりとり、次に
オルペリウム・シアターへ向かった。オルペリウム・シアターもシカゴ・
シアタ-とほぼ同じ1923年に開設された由緒ある劇場だった。
待合室の豪華で巨大なソファーが目をひき、古めかしい暖炉、肖像画、
シアター入り口の素敵なデザインのソファー、センスの良いカーペットが
オシャレなデザインで、カメラのシャッターを押し続け多くの写真をとった。
会場の外に数多くの有名アーティストの写真がならんで壮観だった。
シートは2階建ての劇場になって、豪華で大きなシャンデリアが2つ、
20時から開演して、渡したタイは知らないが米国では有名なアーティスト
が素晴らしい歌声を披露してくれた。シカゴシアター同様に、オルペリウム
・シアターも古き良き、アメリカの歴史あるショーの殿堂だった。
ホテルに戻ると23時近くで、シャワーを浴びて、床についた。翌4月
23日、朝6時にホテルを出て、7時にメンフィス空港に到着し、9時発
シャーロット行きの飛行機に乗り込んだ。2時間足らず、お昼頃に
シャーロットへ到着した。あらかじめ、連絡しておいたので、芝山一郎が
運転した車に、次女の次子が同乗して、グリーンズ・ボロから車で
70分かけて、迎えに来てくれた。