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19話:音楽の旅・アメリカ南東部2

 ホテルを20時半に出て、店での演奏が、だいたい、21時頃からはじまる

と教えてくれた。そして、シカゴは、食べ物が旨いと言い、絶品のベーカリー

カフェを教えてくれた。13時頃にホテルを出て、教えられたとおりに、

シカゴ美術館へ行った。


 ここは、全米三大美術館のひとつ「シカゴ美術館」にはフランス印象派の

作品が多く、その数はなんとパリ「ルーブル美術館」に続くほどだと書いて

あった。ここで絶対見逃せないのが、ジョルジュ・スーラの

『グランジャット島の日曜日の午後』という作品。寄贈者の遺言により

シカゴ美術館からの門外不出となっているので、文字通り、ここでしか見られない

ようだ。


 その他、レンブラント『金の首飾りの男』やエル・グレコの『聖母被昇天』

など有名作品が数え切れないほどあった。また、人気が高いセザンヌや

ルノワール、モネの作品など、有名な名画ばかりで、こんなに手軽に見る

ことができるのに驚いた。シカゴは、特徴のある建築物が多く、右を見ても

左を見ても写真を撮る手が止まりらない。


 建築物の魅力を深く感じてみたいという人には、建築リバークルーズ

ツアー が良いよと言われ、リバークルーズに参加した。クルーズ船に乗ると

、解説者が英語で、シカゴは 「超高層ビル発祥の地」 、摩天楼という言葉

もシカゴが先駆けだと言い、1871年に起きた大規模火災「シカゴの大火」

がきっかけだと説明した。


 その大火の後、立ち上がった「近代都市計画の礎」と目される都市計画の

「シカゴ計画」と鉄骨を用いた画期的な建築工法の確立による「シカゴ派建築」

の隆盛によって、超高層ビルが立ち並ぶ今のシカゴが出来上がったと力説した。

 そんなシカゴで最も高い建物が ウィリス・タワー 高さ、約527m。

 全米でも2番目の高さ、103階の展望室からはダウンタウンを見下ろす絶景

が360度広がっていて、注目は全面ガラス張りの展望台「ザ・レッジ」です。


 床面もガラス張りで出来ていて、まるでビルから突き出るように見える。

 ガラスの床面に立てば地上から412mという高さに立っている。船を下りると

17時となっていた。そこで、ホテルで教えてもらった、ステーキの名店に行き

、ステーキのメニューを見ると、すごいボリュームで一番小さいサイズのステーキ

を注文した。料理が来て食べ始めると、肉は硬く、和牛みたいではなかったが

、牛肉らしさは十分出ていて、値段も高くなかった。


 ホテルに戻って、シャワーを浴びて、フロントに、迎えのタクシーが来たら

教えて欲しいと言い、仮眠をとった。やがて、20時半、タクシーが来て

「バディ・ガイズ・レジェンズ」へ向かった。到着すると、かなり混んでいて

、これじゃ、料理屋、飲み物を注文しても時間がかかると思い、あらかじめ、

おつまみや、ワインと、ソフトドリンク、ビールをカウンターへ取りに行き、

演奏のはじまるのを待った。


 この日は、地元で人気のシンガー兼ギタリストで、最初から会場の盛り上がり

がすごい。ブルースのつらいところは、日常生活や政治への不満、家族の愚痴

、恋愛の喜びや失望、反省などを、スラングと流行語で歌にするので、

何言ってるのかわからなかったが、表情や動きなどのパフォーマンスが非常に

おもしろいので、あまり歌詞が分からなくても十分に楽しめ、この日は、

いきなりスーパーマリオの音楽を演奏した。

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