18話:音楽の旅・アメリカ南東部1
やがて2009年3月になり、自宅の集会場でやってる、カラオケ教室に
参加して、芝山和子が演歌を歌うと、あまりの旨さに会場がシーンとして、
歌が終わるとおおきな拍手となった。その他、芝山伸吾は洋楽を歌ったり、
流行歌を歌うと、うっとりとして聞く、中高年の女性が多く、握手をも求められ
たりして、まんざらでもない様子だった。最近、中古の麻雀卓を4台購入して
麻雀も始めると、半日、飲み放題付きで1500円で提供すると、中高年の人達
に人気があり、いつも満杯になり、取れないと話していた。
その他、花札、トランプ、囲碁、将棋、その他のゲーム用具を寄付してくれる
人も多く、賑わっているようだった。その他人気があるのが、アマチュアの落語
、漫談、お笑い芸人の練習として安き料金で、彼らの芸を見られるとあって
、評判が高いようだ。
そして、経営状態も黒字で、十津川和子・音楽教室も2人分の収入としては
十分稼いでるようだった。やがて春になり4月18日からアメリカ旅行へ出発
、家で昼食を取って、13時に和光市を出て14時半に成田空港へ着き、搭乗
手続きを取り、17時過ぎのシカゴ行きの飛行機に乗り込んだ。やがて出発して
、飛行機の独特の音と振動でうつらうつらしていると食事が出て、ぼーっと
映画を見て寝て、気がつくと、あと1時間でシカゴ空港へ到着しますとの
アナウンスで、正気を取り戻した。
そして、到着して、シカゴ空港内のカフェで、珈琲を飲んで、一休みして
、タクシーで、予約した16時にホテルに入った。そして、ベッドで仮眠し
、19時にホテルのカフェで軽い夕食をとった。その晩は、時差呆けもあり
、なかなか寝付けなくて、テレビを見ていたが、当たり前だが、全部英語なので
、何を言ってるか気になり、頭を使うので、全然面白くなく、夫婦でウイスキー
の水割りを飲んで、雑談していると2時になり、知らぬ間に夢の中へ。
翌4月19日は、なかなか起られず、10時半に起きて、グズグズして、
部屋を出て、カフェで11時過ぎからブランチをとった。布団とで、音楽を
聴ける店を聞くと、いっぱいあるよと言われた。シカゴはアメリカでも有数
の音楽の街で、特にジャズとブルースはシカゴ独自のスタイルを確立している
と自慢げに話した。
街中には数多くのライブハウスがあり、オススメの店は、伝説のブルースマン
、バディ・ガイの店「バディ・ガイズ・レジェンズ」だと言い。次に、
「あなた達、日本人に教えておくがね、ブルースは19世紀後半に南部の黒人霊歌
、労働歌から発展した音楽で、奴隷解放宣言後も変わらない境遇に対する不満、
嘆きを歌にのせ、独特のリズムで歌い上げたものだと説明した」。
その後、ブルースは共感を呼び、黒人音楽としてアメリカ各地に広まった訳さ。
初めはアコースティックギターの引き語りがメインでしたがシカゴに伝わる
とバンド形式に発展。シカゴ・ブルースとして独自のスタイルを確立され
たんだよと、ジェスチャたっぷりに分かりやすく説明してくれた。そして、
念のために、予約していった方が良いと言われ、お願いした。