15話:音楽の旅・ヨーロッパ3
そして、予約したホテルに入り、スイスの音楽を聴けるレストラン
「スタッドケラー・スイス・フォルクロアー・レストラン」の予約して
もらい、行き方を書いた地図ををもらった。ホテルのカフェで一休みして
、ルツェルン湖の湖畔を素敵な景色を見ながら散策することを奨められ
でかけた。タクシーの運転手さんに、3時間ほど観光したいので案内を
お願いした。
最初にカペル橋に着いた。ルツェルン湖の周囲のピラトゥス山・リギ山
の写真を撮った。次にルツェルンの街を流れるロイス川にかかるカペル橋は
、屋根のついた美しい木造の橋で、全長204m、ルツェンの新市街と旧市街
をつないでいる。 橋の周りにはゼラニウムの鮮やかな花が咲き乱れ、川には
優雅に白鳥が浮かんでいた。
1時間半後のタクシーの運転手に再び来ると言われ、14時前に来てくれ、
次に、ムゼック城へ案内してくれた。ムゼック城壁は、14世紀後半に建てられた
城壁で、かつては旧市街全体を囲んでいたと伝えられているが、現在、900m
の城壁と9つの塔が残るのみになっていた。 9つある塔のうち4つの塔は無料
で一般公開されていると聞き、上った。
特にツィート塔にはルツェルン最古の歴史ある時計が掲げられていて、塔内
に入ればその鐘の音を間近で聞け、その時計の歴史が分かる展示もされていた。
また、後で来るとタクシー運転手が言い、16時前にやってきて、ホテルまで
送ってくれた。ホテルに戻ると、スイスで、自然以外の名所でお勧めはと聞くと
、ホテルのフロントとの女性が、私なら、チャップリンとオードリヘップバーン
が眠るレマン湖のほとりが良いと思うわよと教えてくれた。
そして、列車でルツェルンからオルトランを経由して80分でベルン・
トレイン・ステイションで降り、徒歩1分のシャンゼンストラッセから列車で
約60分のフロイブルグで、また、列車を乗り換え約1時間でローザンヌへ
到着すると教えられた。翌10月5日、朝8時にホテルを出て、教えられた
とおり、ローザンヌ駅から列車でヴヴェイで15分、そこからタクシー15分
でヴヴェイにあるチャーリーチャップリンの墓へ向かい、お参りした。
そしてチャップリンの博物館「チャップリンの世界」も見学して、レマン湖
のほとりに立つ、ちょびひげに山高帽のチャップリンの銅像の前で写真をとった。
チャップリンの墓もレマン湖を見下ろす高台にあり、素晴らしい環境だった。
そして、タクシーでヴヴェイ駅へ行き、列車でモルジュ駅へ1時間で着いて
、そこからタクシーで5分で、オードリーヘップバーンの眠る墓へついた。
そして、その墓の前に合掌し、冥福を祈った。お墓からはスイスアルプスの
素晴らしい景色が見え、墓地の下を走る道からはレマン湖と対岸の美しい山々
が見えた。その後、モルジュ駅へ11時に戻り、列車に乗り込み、大都会の
ジュネーブへ到着した。ゆっくりと昼食を取って、ジュネーブの街を観光して
、ジュネーブ空港へ行き、19時発ローマ行きの飛行機に乗り、20時半に
ローマ・フィラミチーノ空港に到着した。