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僕らはまだ  作者: 朝も昼も、玉木です。
2/3

僕らはまだ、友達ではない

それからというもの


俺は掲示物を作ることが多くなった


何か作って、貼って


初めはそれだけだった

ただ、黙々と、作っていった

そして貼っていった

放課後には、何人か残っているので

その人達に手伝ってもらって

その中にはいつも手伝ってくれる人がいた、

それは紗結里

ほとんど手伝ってもらった


こいつは中学で初めて会った人だった。


うちの中学は小学校二つが合併する

なので自分の知らない人が半分ほどになる

そうなれば当然3年間の中で合わない奴も存在する


その内の一人であった、、、級長も


級長は美人である、、、らしい(俺はわからないそういうのは)

沖縄の方言で言う「ちゅらかーぎー」というやつ

生徒会の補佐、副生徒会長になる



俺はまあ、普通の顔

別にイケメンでもなければ、ブサイクでもない

成績も低くはない

趣味は趣味はバドミントンで

バドミントン部に入っていて大会を控えている



「というかさぁ、じゅんじゅん部活は

大会近いでしょ?大丈夫なの?」


生まれて初めてこういうあだ名をつけられたので

妙な気持ちになる。


俺は校庭を見ながら

「うん、一応は大丈夫、今日は外練だし」


紙を切る手を止めて

「そうなの?最後の大会だよ?」


「明日行く予定」


「予定ね、、」



近いと言ってもまだあと、数か月はあるのだ、

そう心配することではない


「まだ、数か月はあるから大丈夫だよ」


「そう、ならいいけどね」


5月、僕らは何気なく喋れる仲になっていた


でも、僕らはまだ、友達ではなかった、、



少しでも面白いと思ったら

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