アンビリーバボ
ウホホッ
俺の中で何かが目覚めた瞬間だった…
ガッチリとした肉体。ムッチムチのあそこ。
今まで生きてきた中であんなものに魅力を感じるなんて…
前までの俺はピチピチギャルにしか興味がないと思ってたのに。
私、オトコに目覚めました。
普段から歩いているはずの街並みはまるで別世界のように魅力で詰まってる。
つい最近まで塩顔とか言う女子達がワーキャー騒いでいたやつの魅力がさっぱり分からなかった。
だが、今ならわかる!あのかっこよさ。あの雰囲気。優しそうな笑顔。
癒されるーー!
なので、俺は西◯まりあのファンから星◯源に移行した。
今では毎日のように聞いていた「cho cho」から「恋よ」に変わっていた。
全てが俺の気付かぬうちにゲイlifeへと変わってしまっていたのだ。
ん、でも、そんな急にノンケからゲイに変わるのか?
記憶を辿っていくと思い当たるふしがあるような…ないような…
そういえばあの日だ。あの日を境に違和感を感じるようになったのだ。
それは中学の同級生と久しぶりに会ったあの日。新宿2丁目に店を構えたから見て欲しいと言う内容で、彼とは親しかったし、昔からよく占ってもらっていた。言い忘れていたが、彼は凄腕でその手の業界では知らない人はいないと言うカリスマ的存在。のゲイだった。
あの日のことが何故か思い出せない。
そのことを聞きに彼を訪ねて行った。
彼の店の前では看板が明々と光っていた。
扉を開け、店に入る。よお!と声をかけた。
一瞬顔が強張ったかとも思ったが、気のせいか。
あの日のことを聞くことにした。
この前のことなんだけどー
!!!
彼は指を鳴らし、奥からはガチムキイケメンが俺を取押え、連れてかれる
ウホホッ
この後はー!…