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本日は二話更新です。
こちらは二話目です。
【AIOライト 111日目 07:12 (4/6・晴れ) 創門街・タイバン】
「さて……」
適当に朝飯を作り、食べた俺は今日の行動をどうするか考える。
なお、管理用ホムンクルスは昨日の俺の転移からの言葉がかなり効いたのか、俺の事を遠巻きに微妙に震えつつ眺めた状態で掃除をしている。
「今日はどうするか」
まあ、真面目に仕事をしている分にはどうでもいいか。
それよりも考えるべきは今日、俺が何をするかだ。
「シアとの合流は……夕方にしたいな」
まず、シアとの合流は夕方にする。
これは今日のシアが携帯錬金炉を作るつもりであり、その作成にあたっては俺の存在が不要どころか邪魔でしかないからだ。
シアの性格上、俺と合流した時点で俺に対する遠慮から、自分がやりたい事をやらなくなってしまうからな。
それはシアの成長上良くない。
「ふうむ……二度作るか。一度目は普通の携帯錬金炉を、二つ目は……少々変わった携帯錬金炉を作る事になるな」
なお、シアは昨日までに携帯錬金炉作成に必要なアイテムを各二個ずつ回収している。
なので、普通の携帯錬金炉を作るだけならば午前中どころか朝食前に作り終えるだろう。
だが、シアはそうして出来た携帯錬金炉では満足しない。
そこで、もう一つの携帯錬金炉を作ろうとし……俺が居ないと言う理由から自動生成ダンジョンを一つ攻略しようとする。
GMとの契約に能力、それに未来の不確定性が絡む以上、シアの未来と言えどもおおまかにしか見えないが、大きな流れについてはこれで間違いない。
うん、やはりダンジョンの攻略と携帯錬金炉の製作が終わる夕方までは合流するべきではないな。
「そうなるとだ……」
俺はインベントリの中に入っている『狂戦士の多頭蛇の王』の亡骸を見る。
繋がりは……今日もしっかりと見えているな。
そして出来上がった先もはっきりとしている。
ならば、やはりこれの作成の為に必要な素材を集めに行くべきだろう。
「まずはケイカだな」
そうして俺は創門街・タイバンを後にし、鉱山街・ケイカへと転移した。
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【AIOライト 111日目 07:32 (4/6・晴れ) 鉱山街・ケイカ】
「これでよし、と」
俺はとりあえず倉庫ボックスの奥の方に『狂戦士の多頭蛇の王』の亡骸などの、万が一にもなくしたくないアイテムを収納しておく。
シアが倉庫ボックスの中を見ないと言う保証はないが、まあ、大丈夫だろう。
「それにしても、随分と広くなったな……」
さて、久しぶりに訪れた鉱山街・ケイカの錬金術師ギルド・ケイカ支部であるが、その様子は俺が最後に訪れた時からだいぶ変わっていた。
まず第一に人がとにかく多い。
聞くところによれば、ケイカ支部に居るプレイヤーの数は現在千人を越え、ここを拠点にドウの地の各所を調べているプレイヤーが多数居るそうだ。
「地下は四階までで、有志のプレイヤーによる商店街まであるのか」
そんなわけでケイカ支部の設備の拡張も進み、現在ケイカ支部は地上一階、地下四階の構造になった上に、レンタル部屋も借りられるようになっていて、ほぼヒタイにある錬金術師ギルドと変わらない状況にまでなっているようだった。
と言うか、地下三階のプレイヤー商店街など、各プレイヤーの携帯工房が軒を連ねている関係で、下手をすればヒタイのものよりも賑わい、充実しているかもしれない。
まあ、俺が購入するのは多少の食糧と医薬品くらいだが。
「……。そろそろ行くか」
そうして俺はケイカ支部を後にすると、ハイドカメレオンマントで姿を隠しつつ、ケイカ北坑道へと向かった。
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【AIOライト 111日目 09:47 (4/6・晴れ) ケイカ北坑道】
「居たな」
当然ではあるが、ケイカ北坑道の賑わいも相当な物だった。
まあ、ミスリルとダマスカスの需要は相変わらず高いようであるし、それを考えれば当然なのだが……おかげで目的の相手を見つけるまでに、普通の銀鉱石が大量に手に入ると共に、ケイカ北坑道の中でも他のプレイヤーが碌に入って来ないような奥地にまで来る事になってしまった。
「「ゴオオォォレムウウゥゥ……」」
そう、目的の相手、プレンゴーレムLv.25二体である。
「さて、少し変わった戦い方をさせてもらうとするか。『エファス・フォティア』」
対するこちらは?
斧も短剣もしまって、両手を素手の状態にする。
この状態で『エファス・フォティア』を両手に対して発動する。
するとどうなるか?
「ゴレ!?」
「ゴ、ゴ……」
「うん、これなら問題なさそうだ」
当然、俺の両手は赤黒い炎に包まれる。
そして俺自身の魔力を両手に注ぎ込み、特性:バーサークも発動することによって、火勢は更に強まって、伸びた炎はケイカ北坑道の天井まで焦がすようになる。
それだけの炎であるために俺のHPバー回復も少々阻害されているが……まあ、何も問題はないな。
「では、錬金を始めるとしよう」
「「ゴ、ゴレー!!」」
二体のプレンゴーレムが大きく腕を振りかぶりながら、俺の方に向かってくる。
対する俺は軽く構えを取り……
「『レウ・ギィ』……ふんっ!」
「!?」
プレンゴーレムの片方をとりあえず全力で殴り飛ばした。
11/11誤字訂正




