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普通の松明
レア度:1
種別:武器-棒
攻撃力:10
耐久度:15/100
特性:プレン(特別な効果を持たない)
木製の棒の先端に油を染み込ませた布を巻いた物。
火を付けることによって照明として使う事が出来る。
火を付けている間、以下の効果が発生する。
照明として使用可能
火属性攻撃
耐久度の自動減少
▽▽▽▽▽
「さて……」
まずこれが入手した松明の詳細である。
耐久度の細かい数字に差はあるが、どれもそのままでは長持ちしない状態だ。
「普通の松明二つを入れて……」
と言うわけで、携帯錬金炉で普通の松明二本を合成。
一本の松明を作る。
『MAt5Uak1! solecosoga daRKharau yU-5yan0 NamedA』
「ふんふふん」
魔力の注ぎ込み、打ちこみ、いずれも問題なしである。
そうして、出来上がったのがこれだ。
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回復力溢れる松明
レア度:2
種別:武器-棒
攻撃力:20
耐久度:100/100
特性:リジェネ(回復力を強化する)
木製の棒の先端に油を染み込ませた布を巻いた物。
火を付けることによって照明として使う事が出来る。
火を付けている間、以下の効果が発生する。
照明として使用可能
火属性攻撃
耐久度の自動減少
▽▽▽▽▽
「よし、まずは一本、無事に完成だな」
特性:リジェネ付きの松明。
特性:リジェネがどういう効果を発揮するかは分からないが、耐久度は無事に全回復したので、これで坑道内の探索に使えるだろう。
「そう言えば何本くらい作るんですか?」
「んー……とりあえず五本は確保しておきたいな。メイン二本、予備二本、予備の予備一本って感じで」
「なるほど」
ただ、一本では耐久度が切れた時や、不意の事故で失った時が怖い。
と言うわけで、材料である普通の松明が、実質的に無限に回収可能であるようなので、俺は量産を開始。
とりあえずだが五本作製して、三本を俺が、二本をシアに持っておいてもらう。
「それで……そうだな。ネクタール。ガードデーモンスピアなんだが、常に一本は出しておいてくれ。後、中に居る間は五寸鬼瓦も持っておいてくれ」
「ーーーーー」
で、作成している間に思い出したのだが、ネクタールに持たせてあるガードデーモンスピアには照明器具としての機能がある。
これを使えば、形式の違う二種類の光源を同時に持てることになるので、探索の安定性は大きく増す事になるはずだ。
「あれ?そう言えばマスター。そもそもとして、どうして二種類と言いますか、二つの明かりが必要なんです?」
「んー……簡単に言ってしまえば一度に全部消されないためだな」
「全部……ああなるほど。坑道だと敵だけじゃなくて、地下水にガスと色々とありますもんね」
「そう言う事だな」
なお、わざわざ二種類の明かりを持つ理由としては、一種類の明かりだと、その一つを消す何かに遭遇した時に灯りをすべて失うという、暗闇では絶対に在って欲しくない状況に陥るからだ。
なので出来れば灯りの持ち手も俺とシアの二人に別れるべきなのだが……うん、灯りを持つという事は敵に狙われるという事でもあるしな。
そんな危険な役はシアにはやらせられない。
「さて、これで準備は完了だな。じゃ、そろそろ行くぞ」
「はい、マスター」
「ーーーーー!」
いずれにしてもこれで準備完了。
俺は左手に回復力溢れる松明を持って着火。
ネクタールは俺の右手側にガードデーモンスピアの穂先だけを出し、照明として機能させ始める。
そして俺たちは揃って坑道の中に入った。
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【AIOライト 55日目 13:35 (新月・晴れ) ケイカ北坑道】
「シア、足元には気を付けろよ」
「分かってます。マスター」
坑道の中に入った俺たちは、周囲全てに気を付けつつ、慎重に進んでいく。
「と、数字があるな。えーと……17か」
「ちょっと地図で探してみますね」
坑道の幅はおよそ2メートルから3メートル、高さもだいたい同じくらい。
時々木製の柱がある以外はひたすらに岩の壁と暗闇が続いている。
が、俺たちが今居る場所の壁には、白いペンキのような物で17とはっきり書かれてあった。
これは恐らくだが、何処までも同じ景色が続く坑道内での目印としての数字だろう。
「ありました。入口からの距離もだいたい合ってます」
「なるほど。読むのは?」
「まだちょっと難しいです。ただ、見た感じだと他にも同じように数字や記号が書かれた場所が目印としてあるみたいです」
「ふむふむ」
とりあえず現在地点は無事に把握できた、という事で良さそうだな。
後は同じような場所を見つけて、その場所と地図を照らし合わせれば、地図の確度はより高まるだろう。
「えーと、とりあえずこのまま進めば道が二手に分かれるみたいですね。これはほぼ間違いないと思います」
「なるほど。それじゃあまずはそこまで行ってみるか」
「はいマスター」
俺はシアの言葉を受けて再びゆっくりと坑道の中を進み始める。
なお、これまでの所モンスターとの遭遇はない。
何と言うか、この場で戦うのは難しいのでありがたいのだが、同時に不安にもなる話である。
「さて、早いところ何かは見つかってほしいところなんだがな……」
俺は暗闇の中で思わずそう呟いていた。




