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「独身男性よ、短気な女と結婚してはいけない」 のその後

作者: 歩野

本当は「独身男性よ、短気な女と結婚してはいけない」の後に付け足そうと思ったんだけど、できないようなのでここに書きました。

読者さんとのやり取りから抜粋した「独身男性よ…」の補足です。

 そうだよね。独身男性よ……はあの終わり方をしているから僕が無責任な人間に思えるよね。

 ツイッターでどこかの人が「クズが書いたクズみたいな話」と評していたし。

 だけどその後に「でもこれが創作なら文才あるなあ」と書かれていたので、やったあ!文才があると言ってくれている、と喜んだんだけど、考えてみれば創作じゃないから褒め言葉はなしなのか。


 では離婚調停の時の話を書きます。

 親権は僕が持つと言ったんだけど、向こうも絶対に親権を譲らないと言う。

 そして、子供と離されたら私は自殺する、なんて馬鹿な事を言う。

 調べてみたら調停がもつれた場合、離婚が成立するまで半年はかかる。

 僕はもうひと時も一緒に居たくなかった。

 これ見よがしに、おまえ刺してやる、といわんばかりに、キチガイみたいな顔で包丁を研ぐ姿を見せつけられていたし、子供の前ですごいヒステリーをおこすし。

 それで相手が、子供が僕の所に遊びにこられる家に住む。

 東京からおばあちゃんを呼んで子供の面倒を見させる。

 そのうちちゃんとした家を建てて子供に不自由をさせない、というので親権を渡しました。

 親権を争う場合、子供をちゃんとみられるかという点が大きく判決に作用するんだけど、僕は実質家族がいないのでその点で不利でした。


 それで今現在離れて暮らしてはいるんだけど、同じ集落に子供と母親は住んでいます。

 離れて暮らして一か月ぐらいで長男が母親のヒステリーに嫌気がさして僕の所に逃げてきたりとか、まあ色々あるんだけど、それを書いていくと一冊の小説になってしまいます。

 なんで簡単に事実だけ羅列していきます。

 子供の家と小学校の間に僕の家はある。むこうは介護職なので早番とか遅番とか夜勤があるので、週に二、三度は僕が保育所に子供を送っているし、週に一度は僕の家に泊まっている。

 新しく家を建てる気もないし、東京のおばあちゃんもこっちにくる気はないようだ。騙された。

 母親の料理がまずいので、子供においしいご飯を食べさせたいので、子供のために料理をちゃんとしている。


 僕は高給取りじゃないけど、それでも預貯金500万以上絶対にあったよなあ。

 それを全部渡したのに、まったく感謝していないとはどういう事だ。

 この前も、保育所の帽子が僕の家でなくなった、弁償しろ、とキチガイみたいに文句を言っていた。

 ゴミ屋敷じゃあるまいし僕の家にあったらすぐに分かります。僕は一度も見ていないよ。

 後日子供に、帽子あった?と聞いたら、保育所に行ったらあったよ、と答えていた。毎度のことながら、ごめんなさいの一言もありません。

 愚痴だけですごい文量になるので止めにします。



   *



 親権取りたかったんだけどね。

 子供三人いるんだけど、離婚した時、上から9歳、5歳、2歳で、

 上の子は自分の考えがちゃんとあるからお父さんについていくと言ったんだけど、真ん中の子はまだ幼児だし女の子だから母親がいいと言う。

 下の子に至ってはまだ母乳を欲しがっていたから母親から離すのが忍びなくて。

 僕が近くにいなかったらヒステリーを起こす要素がなくなって少しは穏やかになるんじゃないかと希望的観測を抱いたんだけど、やはりそうそう変わるわけがなく……


 子供が住んでいる隣の家のおじちゃんに、「まだ子供なんだからあんな怒り方をする事ないじゃないか」と僕が注意されたんだけど、「その件については僕の方が百倍ぐらい言いたい事があります」って返したら苦笑いをしていた。

 救いは上の子がもうすぐ5年生になるのでだいぶ反抗できるようになった事。

 長男が保育所に通っている時点で「子供が中学生になったらおまえ殴られるぞ」と母親には注意してたんだけどね。

 叱り方が諭すような言い方じゃなくて、感情的にヒステリックに子供を怒っていたから。


 一つの懸念は、子供が中学生になった時の反抗期。

 僕は他人だから遠慮があるけど、子供は母親とは血が繋がっているから遠慮がない。

 子供はみんな僕の運動能力を引き継いでいるから、中学生にもなれば殴り合いのケンカで母親に負ける事はないだろう。

 その時に、母親がまた包丁を持ち出さないか。

 子供が、俺は間違っていない、間違っているのは母親だ、という正論のもと、怯むことなく金属バットで立ち向かうような事があったら、それこそ子供の人生が駄目になってしまう。

 これは離婚調停の時にも調停人に話した事なんだけど。

 その前に、介護職の人が老人を虐待していたっていうニュースがあるので、そうはならないでくれ、という心配もある。

 どうか人様に迷惑だけはかけないでくれ、と祈るばかりです。



 女の人で、いいこなのにロクでもない男にひっかかる人っているでしょ。

 あれって自己評価が低い人たちだと思う。

 少なくとも僕に関してはそう。

 すごくいい人といると申し訳ない気持ちになってしまう。

 なので男友達も女の人も人間性のレベルが低い相手を選んできた。

 そうするとやっぱりいい事ないよね。

 今更だけど人は同じレベルのパーソナリティーと付き合うのがベスト。

 相手が高すぎると自分がみじめになるし、相手が低いと勝手に嫉妬してきたりでいい事はない。



   *



 子供達が近くに住んでいたら、いずれみんな僕の所に来たがるだろう、という算段で親権を譲ったというのもあります。

 実際、上の子は僕の家に住みたがっているし。

 ただ、いま長男がこっちに来ると下の子達を守れなくなるので、まだむこうの家に居させています。

 それにやはり兄弟は一緒にいた方がいいだろうといのもあり。


 それと上の子だけ顔の造りが母親似なのね。表情は僕と似ているんだけど。

 それで母親の悪い部分が出始めている。

 何かをしてもらった時の感謝が無いとか。それは口酸っぱく注意して改善されてきてはいるんだけれど。

 それで、良くも悪くも母親に対抗できるようになってきている。

 下の子達が、「お母さんと兄ちゃん喧嘩していたよ。うるさいクソババア早く仕事行け、って言っていた」と話していた。

 もちろん僕にはそういう口のきき方は一切しません。

 一般的には悪い事なんだけど、下の子達を守る力は付いてきています。


 

   *



 日曜日である今日の出来事。

 元家内が仕事のため、家で子供をみていた。

 子供が、やっちゃ駄目だという事を何回注意してもやったら結構きつく怒るんだけど、後になってきつく言い過ぎたなと反省してしまう。

 それで今日もきつく怒ってしまったんだけど、その時の娘との会話。

「お父さんに怒られてもこわくない」

「お母さんはこわいの」

「お母さんは髪の毛ひっぱって、痛くひっぱって壁に頭ぶつける」

 !? まじか?

 言葉を失くしたよ。

 娘はうちに来ると、僕にギュッとしてって言って抱きしめてほしがる。

 ソファで膝の上に娘をのせて後ろからギュッと抱きしめながら一緒にテレビを見るのが娘のお気に入り。

 きっと母親はそういう事しないんだろうな。

 歯磨きも、「お母さんがするって言ったけど、お母さん怖いから嫌だって言ったら、じゃあ自分でしなさいって言われたから自分で歯磨きした」と言っていた。

 そりゃ虫歯にもなるわ。

 長男に虫歯ができた時の、元家内の言葉も思い出した。

「私は歯磨きをしなくても虫歯にならなかったのに、歯磨きをしても虫歯になったのはあんたの遺伝が悪い」

 僕は歯磨きをちゃんとしているから、もう何年も虫歯になっていません。

 そりゃいい加減な磨き方をしたら虫歯になるけどね。

 保育園児の歯磨きは、歯が少ないし小さいから楽だろ。しかもあんた専業主婦だろ、と思ったけど口には出さなかった。


 裁判で親権をよこせ、とやりたいんだけど、裁判になったら神妙な顔をして(離婚調停の時も神妙な顔をしていた)もう絶対にしません、と反省するんだろうな。

 そして宝刀「東京のおばあちゃんに面倒を見させる」を繰り出されるとこっちは一気に分が悪くなってしまう。

 じゃあこっちも実家を頼ればいいじゃないかと言われそうなので、そこら辺の事情を書きます。

 思い出したくもないし、本当は書きたくもないので簡単に。


 話は東京で仕事をしていた時にまで遡る。

 某大手企業に派遣でエンジニアとして働いていた。

 給料良し、残業ほとんどなしの優良職場。すべてが順調にいっていった時に、数年ぶりに兄から電話が入った。

 競馬でカネがいるから、おまえサラ金からカネを借りられるだけ借りて、首吊って死ね。

 鬱発症。退社。帰郷。生死をさまよう。

 母「言い返さないおまえが悪い」

 ずっと放置でいいように兄のおもちゃにして人格を傷つけた責任を感じないのか。

 家族の中で僕だけが鬱持ちだよな。

 人生で最も悪い精神状態。鬱のどん底にいる僕を見て、妹が言った言葉「ヤクザ以下のクズ」

 絶縁してずいぶん経つけど、あの家の敷居をまたぐ事は二度とないだろう。


 娘の言葉を受けて、元家内にメールを送った。

「おまえ娘の髪の毛つかんで壁に頭うちつけているのか。今度同じような事をしたらおまえのやっていること集落の人に広めるからな」

 人目をすごく気にする元家内はそとづらだけはいい。おそらくこれが一番効果的な抑止力。

 しばらくしたら返信がきた。

「そんな事するわけないだろ あほが」

 !!なんだこの返信は!

 もうずっと口をきいていないし、顔もあわせていない。メールでの必要最低限のやりとりしかしていないのに。

 恨みを買うようなことは何もしていないだろ。

 調停の時に養育費の相場といわれた3万円を毎月遅滞なく振り込んでいるよな。

 そっちの都合に合わせて全面的に子供のサポートをしているよな。仕事を休んででも子供の面倒みているよな。

 なんでそんな文言が出てくるんだよ。

 この返信こそ、自分はすぐにカッとなる人間です、という証左じゃないか。今更だけど。

 本当に娘が嘘を言っているのならそれでいいよ。というか、そうであってほしい。

 娘には、あと二か月したら小学校だから、小学生になったらいつでもお父さんの家に泊まりにきていいからね、と言ってギュッと抱きしめたんだけど、やるせない。



 翌日、保育所への送りを僕がする事になっていたんだけど、

 朝、玄関を不機嫌に開ける音がすると、乱暴に保育所に持っていく昼寝用のふとんを投げ入れて、不機嫌に玄関を閉めていった。

 遅れて子供が玄関をあけて入ってきた。

 保育所に行って昼寝用のふとんを押入れに入れようとすると、今日もふとんカバーのひもがちゃんと結ばれていない。

 それで注意のメールを送ろうと思って受信トレイを開いたら昨日のあのメールがあった。

「そんな事するわけないだろ あほが」

 返信をタップして文面を綴る。

「ふとんカバーのヒモをちゃんと結べ。今まで一度もちゃんと結ばれていた事がないぞ。ただの一度もだぞ」

 送信して、戻るをタップしたらまたあの文面が出てきた。

「そんな事するわけないだろ あほが」

 温厚な僕もそりゃあむかつきますとも。

 追撃のメールを打ちました。

「毎月の定期預金三万円。十二年で432万円。当然それだけのわけがないので、離婚時の預金を500万円としましょう。

 養育費月3万円。一年で36万円。500万円割る36万円は約14年。

 あらま、下の子が高校を卒業する歳じゃないか。という訳で今後一切養育費を払いません。

 子育てが大変ならいつでも代わってやる」

 2016年2月22日の出来事です。


 元家内実家は、父親が中央省庁で官僚をしていたので年金が手厚いです。

 東京23区内に一軒家を持っていてそこで暮らしています。

 おばあちゃんは毎年のように海外旅行に行っています。

(だからといって結婚生活をしていた時に僕が何かをしてもらった事は一度もありません)

 いざとなれば頼れる実家があります。

 俺が貧乏身を削ってまで、この女に尽くす必要はないでしょう。




 独身男性よ、短気な女と結婚してはいけない。

離婚した翌年、贅沢はしてないけど特に節約した訳でもないのに軽く百万円以上貯まりました。

って事はあの女、一千万円ぐらい持っていってるじゃないか。

それであの態度かよ。

注記 結婚生活十二年のうち十年以上専業主婦。

   働くなと言った事は一度もない。


備忘録

日常的に子供に暴力をふるう。

長男が小学校低学年生の時「おまえ殺してやろうか」と脅す。

長男が小学五年生の時、包丁を持ち出して脅す。

長女が小学二年生の時、ひざ上に青あざ。母親にやられたとの事。

僕がいない間に勝手に家に入ってソファ椅子を持って行った。

児童虐待も含めて不法侵入、窃盗罪で警察に相談。

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