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16.infinite monkey theorem

「いや、っつーかさ、マジ強すぎっしょ、あの女」


 膠着状態のきみたちの間に降りてきたのは、コウモリの翼を生やした黒髪黒肌の紳士服の少年だった。ところどころが血に汚れている。長い黒髪を後ろで結んで、恐ろしいほどの美貌を備えていた。


「俺さ、こう見えても腕に自信あったのにさ、まったく、どんだけボコってくんだっつーの。ひでえ話じゃねえかよ、なあ。だからさ、ちょっと腹ごなしだよ。俺にあってあいつにねえもんてさ、やっぱり悪だと思うしな。魔族を統べる若き魔王として? つーわけで、取り込み中だったら悪ぃな。喰わしてもらうぜ」


 実体化した死があるとしたならば、目の前の少年がそれなのだろうと、きみは思った。次元の違う相手が、今まさに目の前にやってきたのだ。


 彼は、魔王だ。

 姦神が評したヒューマンパワーは――七千億。燐の万倍以上である。

 燐もロサエッテも彼の異常さを感じ取ったのだろう。一切の容赦がなかった。それぞれがガトリングの弾幕とソニックブームを繰り出したのだ。

 しかしそれらの攻撃も彼は小雨ほどにも思っていない様子で、失笑した。きみたちを眺め、肩を竦めてみせた。


「これくらいだったら、まあ一瞬か、エナジードレインしても、少しくらいしか回復しねぇんだろーけどよ、あの女との勝負の贄になってくれたらこれ幸いだな」


 そう告げると、魔王は両手を広げた。その額に文様が輝き出す。


「敵意を向けられただけで、人間は蒸発する、って……」


 姦神は解説書にそう書いていた。ならば今ここが、きみの墓場なのだろうか。

 魔王から紫色の風が放たれた。それはあるゆるものを飲み込む悪意だった。全ての光景がスローモーションに見えてゆく中、きみはただ左香のことだけを思っていた。

 触れた直後に死に至る病は、きみの目の前でひとりの少女の剣によって霧散した。


「へえ、魔王ね。そういうの、あたしの世界にもいたものさ」


 魔王は訝しげに眉をひそめた。


「ンだぁ?」


 生き物の生命力を残らず吸収するはずのエナジードレインがなぜ通じなかったのか。その答えは単純だった。それはロサエッテが聖なる者であったからだ。


「あんたみたいなのは、生かしてはいけないって、あたしは思うわけさ」


 彼女は大剣を構えて、口元に笑みを浮かべる。


「ン? まさかとは思うがよ、てめえ、俺とやりあうつもりか?」


 魔王は大口を開けて呆れていた。きみはロサエッテを止めようとした。勝算があるのならともかく、素手で虎に立ち向かおうとしている彼女を見過ごすわけにはいかないからだ。


「ロッテ、ここは逃げなきゃ」

「どちらかというと、あたしにはそっちのほうが無理そうに思えるけれどね」


 ロサエッテは振り返らずに告げてくる。外套に包まれたその背中は、少しも震えてはいなかった。


「生きているといいね、サキョウ」

「そんなのだめだろ、ロッテ……」

「魔物の相手は意外と手馴れているもんだよ」


 魔王は「ハハッ」と笑い、頭をかいた。


「そりゃ気のせいじゃね?」

「ひとりだったら、どうにもならなかったかもしれないけど、さ」

「ン?」


 次の瞬間だ。無用心に振り返った魔王に、燐の最高出力の“天神”が放たれる。


「当然じゃん!」


 生物ではない燐にも、エナジードレインは作用しなかった。彼女はあらん限りの兵器を開門させた。ミサイルポッド、ガトリングガン、さらにはパルスレーザーや電磁砲など、彼女の叫びとともに火力が一点集中してゆく。土煙が立ち上り、魔王の姿はたちまち見えなくなった。


「今だ、走れ!」


 斬撃を繰り出しながら、ロサエッテが叫ぶ。


「でも!」

「毅右くん! 早く!」

「ロッテ! 燐!」

「うるせえな! あんたがここにいて、なんの役に立つってんだよ! ならさっさと尻尾を巻いて逃げ出せっつーんだよ!」


 ロサエッテの言葉が胸に突き刺さる。


「そうだよ! 左香ちゃんが待っているんでしょ! じゃあ走らなきゃ!」


 燐の叫び声がきみを突き動かす。


「くそっ……くそっ……!」


 別れの言葉など口に出すこともできず、きみは彼女たちに背を向けて走り出す。

 背後で何度も光が瞬き、きみは足を止めずに駆けた。

 今にも後ろから魔王が現れてしまいそうな幻想に急かされる。何度も転びながら、きみついには黒い帳を見つけて、飛び込んだ。


 そこは花の咲き誇る世界だった。


 赤、青、黄色、色とりどりの花々が狂い咲く平原に風が吹き抜ける。その場できみはもう、歩けないほどに諦観を背負ってしまっていた。

 人間が努力と機知でどうにかなるであろう領域は、とうに過ぎていた。

 花畑で、きみは彼女と出会う。

 腰まで埋もれながら祈りを捧げる、ひとりの少女だ。



 ◇ ◆ ◇ ◆ ◇

 

 

『ねー、きーちゃん。“赤い部屋のマリー”って知っています?』


 中学校に上がってすぐの頃。部屋で左香が急にそんなことを言い出した。


『なにそれ』

『姦神さんが言っていたんです。“わたしは赤い部屋のマリーのようだな”、って。さも独り言のように。気になって調べたんです、わたし』


 思えば、左香が本に興味を持ち始めたのはあれからだった。


『うちの姉は変なところばっかり好奇心がありまして』


 つぶやくも、左香は構わず。


『マリーさんはですね、とてつもなく頭の良い人で、この世の全てを知っているんです。ですけれど、多分事情があってずっとひとつの部屋に閉じ込められているそうなんですよ』

『姦神さんは閉じ込められているって感じじゃないけどな』

『そこじゃありません。その部屋っていうのは、一切色のない白黒の空間なんです。マリーさんは生まれてこの方、色を見たことがないんです』

『へえ』

『でも、あらゆる色についての知識はあります。トマトは赤。キャベツは緑。ハートはピンクで、真っ青な顔は本当は肌色。なんでも知ってます』

『最後の一言でちょっとバカっぽさが増してしまったけれども』

『お話はここからです。果たしてマリーさんはこの部屋を出て初めて色を見たときに、“新たになにかを学習するのか?”っていうことなんです。どう思いますか?』

『えー』


 尋ねられて、きみはうめく。去年までランドセルを背負っていた自分に聞かれても困る。それこそ姦神に聞けばいいのに。


『そうだな。そりゃあやっぱり、感動したりするんじゃないかな』

『でも、マリーさんはもう“なんでも”知っているんですよ。シュカンで見た感覚をケーケンしていないだけで』

『うーむ。背伸びしているなあ、さーちゃん』

『われ思うゆえにわれあり、なのです』

『そう定義すると、じゃあ寝ている間とか気絶している間は自分は自分じゃないのかよ、ってことになっちゃわないかな』

『屁理屈です。おねーちゃんの揚げ足を取っちゃだめです』


 びしっと指を差される。その指をつまんで横に向けながら。


『ぼくが思うに、どんなに知っていても、それを自分が体験していないのなら、得るものはあると思う。人間の心はただの電子信号のやり取りで生まれるって聞いたことがあるけど、それだけだって言われるのは何だか気味悪いよ』

『つまり、マリーさんは色彩を見て、“ファンタスティック!”と叫び声をあげる、と』

『いやそこはなんでもいいけど。だから、その部屋の中に閉じこもっている限り、マリーさんは本当の赤を知ることはできないんじゃないかな。それを見たときの感覚も込みで、ようやく完成するっていうか……』


 と、きみは語る。左香もとりあえずはきみの言葉に納得したようだったが。

 しばらくして、左香は首をひねっていた。


『でも、姦神さんがマリーさんなら、姦神さんは一体なにを知らないんでしょう?』


 きみも同調した。あの姦神に知らないことがあるとは思えなかったのだ。それでも、冗談交じりにこう返したことを覚えている。


『……ありきたりだけど、“愛”とかじゃないかな。人間味薄いしあの人』



 ◇ ◆ ◇ ◆ ◇



 花を踏み潰して歩く。まるで倒れこむようにきみは彼女の隣に腰を下ろした。もう一歩だって歩けないような気がしていた。


「初ちゃん」


 彼女は伏せた目を開く。まつげが風に揺れて輝いてた。まるでこの世界の主のように、彼女は誰よりも美しかった。


「……毅右くん」


 初はまるで長い旅路に疲れた英雄の最期を看取るように、きみのそばに寄り添って立つ。泥だらけのきみは彼女に差し伸べられた手のひらを一瞥して、顔を俯かせた。


「ずっと、ここにいたの?」

「……はい」

「ここで、なにもかも、見ていたの?」


 彼女は静かに首を縦に振る。


「……燐とロッテを、助けてくれよ」

「……」

「きみは、なんでもできるんだろう。なら、こんなところでなにをしているんだよ」


 初はなにも言わなかった。ただ、眉間の皺を深くして、じっと耐え忍んでいるように思える。あるいは、きみの言葉を意図的に無視しているようにも。


「ぼくはきみを糾弾するつもりはないんだよ、初ちゃん。でも、やろうと思えば、いつだってきみはこのゲームを終わらせられたんだろう。それなら、どうして……もがくぼくたちを見て、楽しんでいたのかい」

「ち、違うよ……私は、でも……」


 きみのよく知る初は、変わらない声で辛そうに首を振る。


「わかってもらえないと思うから……だから、私は、私の役目を果たすよ」


 初が差し出してきたのは、真っ白な受話器だった。億劫に眼球を動かして、初と受話器を見比べる。初はきみと目を合わそうとしなかった。


「お電話は、繋がっている、から……」


 さすがにきみでも、相手が誰かはわかっている。

 きみは深呼吸をして、震える手で受話器を受け取り、耳に当てる。


「もしもし」

『調子はどうだい?』


 自分でも意外なほどに、心臓の鼓動は静まっていた。


「……最悪な、気分ですよ」

『そいつは結構だね』


 姦神の声は、魔王よりも魔王にふさわしく思えた。


 


『生きていることを実感するかい?』

「そうですね……実感、します……」

『わたしは、それを感じたことが一度もない』


 姦神の声は平坦だった。


『わたしは何のために生まれ、何のために生かされているのか、わからないんだ。そもそも姦神という存在はわたし個人を差すものではない。全ての世界に同時に存在する観察者。物理法則の担い手。神の視点。それこそが全て【姦神】であり、そして、洵子の名を持つわたしに与えられた役目は、きみたちを“観察”し続けることだった』

「……」


『だが、そんな日々を続けて、もう八年だ。わたしは成長し続けるきみを見て、羨ましく思う。わたしは常にわたしの欠陥を突きつけられているような気分を味わっていたのだよ』

「……」


『少しずつ皮膚を削り取られるように死に向かってゆくきみを見ていると、わたしも少し胸が痛くなるようだ。だがそれは、わたしに喜びを与えてくれる。今回のことだけに限らない。命をすり減らすきみの挑戦する高難易度の試練は、いつでも素晴らしいものだった』

「……」


『他者の死を観察することで、きっとわたしにも“生”が目覚めるはずだ。それはどんな色をして、どんな形なのか、わたしは知りたいんだ。もちろん知識としての“命”については、わたしは全てを持っている。だが観察できなければ、この世界にないものと同じなんだ。それではいけない。それは矛盾を内包してしまう。このままではわたしはわたしの自我を保てない。認めるわけにはいかないのだよ』


 きみは受話器を投げる。花の中に埋もれた電話からは、まったく変わらない音量で姦神の声が響いてきた。


『赤い部屋のマリーたるこのわたしに“命”の正体を見せてくれ、偉大なるきみよ』


 きみは耳を押さえた。このときのきみは、まるで身体を丸めて恐怖に怯える赤子のようだった。彼女の話はよくわからない。だが、明らかな事実がある。姦神は決して助けてはくれない。そんなことは、もうわかっていたつもりなのに。

 姦神は「もういいよ」とは言ってくれなかった。死ぬまで戦えと、きみに命じてきたのだ。


 花畑に埋もれた初は、自分の胸を抱いたまま懺悔するようにうめく。


「私は、どんなにこの日がこなければ良いかって、思ってたの……でも、姦神さまには、逆らうことなんて、できなくて……ごめんなさい……」


 きみは、もういいよ、と思う。

 初は涙を流していた。


「ごめんなさい、毅右くん……」

「あ、いや……」


 きみは相手がどんな存在であろうと、小学生の頃からともに遊んでいた初に辛辣な言葉を投げることはできなかった。


「……初ちゃんのせいじゃない、って」


 きみは表情を曇らせて、諦めたように首を振る。


「さっきは、悪かったよ。きみに当たっちゃって……きみが最後のひとりになれば、生き残ることができるんだろう」

「……でも、私は……自分から戦うことなんてできないから……だって、だってさあ!」


 せきを切ったように、初は叫ぶ。


「目の前にさ、子犬を11匹連れてきてもらってさ。『こいつらを殺したらここから出してやる』だなんて言われたって、できるわけないよ! 毅右くんだってそうでしょ!」

「初ちゃん……」

「人間は、可愛いんだ……ちゃんとしっかり、必死に生きてて……ううん、人間だけじゃないの。電脳人も、獣人も、他の世界の子たちも、偉いのに……それが、それをわたしがどうにかするなんて、そんなの絶対無理だよ……」


 洟をすすりながら、初は泣きわめく。

 そのとききみは理解してしまった。初もまた、自分たちとは決定的に違っていたのだ。今すぐ泣いてしまえそうで、きみは笑みをこぼした。


「でも初ちゃん、全然強そうになんて見えないのに。銃で撃たれたりしても、平気なの?」

「え、うん。一応はね。物質では私に傷はつけられないと思う……」

「すごいね……そう、例えば、時空を操ったりもできたりするのかな」

「えっとね……時間を越えたり時を止めたりすることはできないけど、時間の流れを遅くしたりはできるよ。あとは、念じたところに一瞬で移動したり……あとは、その、毅右くんができるだろうな、って思っていることは、多分大抵できたりする、と思うよ」


 きみは思い出しながら、訊ねる。


「そもそも“超越者”ってなんなの。きみは一体何者なの?」

「えと、毅右くん……?」

「うん?」

「あ、ううん、なんでもないよ……えと、“超越者”って名前も、実は姦神さまが名付けただけで、毅右くんが思っているようなものとは違うよ、多分。私はこの次元の人間じゃないの。五次元空間――といっても、時間軸じゃなくて、人間の言う強い相互作用を含む余剰次元なんだけど――そこに住んでいて、だから人間は人間なんだけど、毅右くんたちとはちょっと違うっていうか……」


 話すことで間を繋げようとしているのか、初はきみの目を見ずに続ける。


「だ、だけどね。私はずっと人間の子たちと一緒に過ごしてて……私自身も、人間みたいに思っててさ……そんなときに、こんなことになっちゃって……だから、全然そんな、戦ったりだなんて……」

「わかるよ、初ちゃん。残念だよね」


 きみは手を伸ばしながら、初に微笑む。


「ぼくも、こんなことにならなかったら……初ちゃんのこと、多分、好きでいられたと思うんだ」

「え……」


 初は顔をあげた。目の端に浮かぶ涙が陽光を受けて朝露のように輝く。


「初ちゃん……最後にひとつ、良いかい」

「毅右くん……」


 彼女の頬に手を当てると、初は嫌がらなかった。こんな状況でも頬を染めてしまう初に、きみは告げた。


「死んでくれないかな」

「……はい?」


 ずぶり、という感触がした。

 きみが道具袋から取り出した日本刀が、初の胸まで突き刺さっていた。初は目を見開いて、きみを見つめる。


「きゆう……くん……?」


 きみはなにも言わずに【スラップスティック】から手を離す。次の瞬間、彼女の体は重力に押し潰されてゆくように、傷口の中へと吸い込まれてゆく。花びらとともに、初はねじれてゆく。「どうして」というつぶやきが聞こえてきて、彼女は目を見開いたまま、消えて、なくなった。

 もうそこには、なにもない。初の生きていた痕跡は、なにも、どこにも。

 きみは天を仰ぐ。空はどこまでも青く澄み渡っていて、流れる雲も、そよぐ風も、全てがまやかしのようにきみには思えた。


「……姦神さん、こんなものが見たかったんですかね……」


 幼馴染を手にかけたきみは、手で顔を覆った。邪悪な目をしているのだろう、ときみは思った。もう自分が呼吸をしているのかどうかすら疑わしい。


「ごめんね、だなんて言わないよ、初ちゃん。優しいきみが、ぼくは好きだったんだ。でも、きみのその優しさはペットに対するそれだったのかな。よくわからないよ」


 初のいない空間を見つめる。目頭の奥が熱くなった。だが、泣いたところで仕方がない。そんなことをしても、殺した人は戻ってはこない。

 内に渦巻く嵐のような感情に蓋を閉じ、きみは己のやるべきことだけを見つめた。


「ぼくは、もう行くからさ……」


 きみは道具袋の中に入っていた最後のひとつ、【変身の種】を取り出す。それを口に含んだきみは、一息に飲み込んだ。身体の奥底から、熱がこみ上げてくる。それは膨大なエネルギーだ。ヒューマンパワーの塊であった。

 きみの姿は、その存在を変えてゆく。


「これから二秒で、全てを終わらせてくるよ」

 

 

 そのきみの行動を、姦神は予測していただろうか。

 こんなものが人の可能性だと言われたら、きみは唾棄するだろうか。

 幼馴染の屍を越え、きみは翔ぶ。

 

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