第七話 グランツ山の坑道
魔法の習得から一月が経った、あれからソフィと二人でいくつかの依頼をこなし、依頼をしていない時間は魔法の修練に費やした、さらに体を鍛えるためにサフラノ銀鉱石を収集にも行った。依頼は戦闘を伴うものはなく、サフラノの街の中での小さな手伝いを多くこなした。それで知り合った人も沢山いるので、無駄な時間は過ごしていない。そんなある時、ギルドに行くとフランから話しかけられた。
「ソフィ、カイさん。お二人にちょうどいいクエストがあるんですけど受けませんか?」と、
内容としてはサフラノ西部にあるグランツ山を超え、向こう側にある炭鉱の街カスタという所にギルドからの物資を届けるというものだ。魔物も出るので一般人には頼むことが出来ず、しかし魔物も大した強さではないためカイとソフィに白羽の矢が立ったというわけだ。さらに言えば今サフラノでクエストを受けられそうな冒険者がこの二人しかいないというのもある。ただ2日以内に届けて欲しいらしく、山を迂回する安全なルートだと間に合わず、魔物の出る洞窟を突っ切るルートのほうが早いのだそうだ。特に断る理由もないのでクエストを受注することにした。急な依頼でもあるため達成の暁には報酬はサービスするとマスターからの言伝付きだ。
初めての遠征で心が踊る、しかも行き先は炭鉱の町だと言うではないか。出発の前日にはピッケルの手入れにも自然と気合が入ってしまった。ここ一ヶ月である程度の世界の常識も覚えたし、魔法も戦闘用に使えそうなものをいくつか覚えた。それにフランや工房の皆とも仲良くなれた、でもそろそろサフラノにいるだけでは色々と頭打ちになってきているのも感じ始めていたところでこのクエストである。なんだかんだ何もわからない所からのスタートでここまで来たかと振り返ると感慨深い、しかしこういうふうに調子良く来た事を振り返るタイミングがあると、もうすぐなにか良くないことが起こる、そんな気配も感じ取っていた。
「それでは、この箱をそのままカスタの街のギルドに届けてください。ギルドに着いたらギルドカードを提示すれば、向こう側がクエストの受領を確認し、この箱がサフラノから届けたものだということを認証してくれますのでご安心ください。あ、くれぐれも箱は開けないように持って行ってくださいね?」
「勝手に開けたりしないですよ。お仕事ですし」
と返すと、クエストの受付を担当しているライムさんはにこやかに微笑んだ。これで受注は完了だ、急ぎの仕事らしいしとっとと移動開始しないとな。
「さ、いこっか」
ソフィはフランとの雑談を切り上げたようだ
「二人共気をつけて行ってきてね」
いつもどおりの笑顔でフランが見送ってくれる。今では3人で食事をしに行ったりもするようになったのは別の話。
「行ってくる」
「頑張ってくるね」
それぞれ出発の挨拶を済ませギルドを出た。箱はもちろん冒険者カバンの中だ。
サフラノの街からグランツ山までは歩いて4時間ほど、山の麓から迂回路を通るとカスタまではポリーという馬のような魔物で駆けて3日ほど、山の中の洞窟のカスタへ向かうルートを徒歩で突っ切ると2日かからない程度だという。馬で駆けて3日って山の周りをぐるっと迂回するってことか……山脈をかわそうと思えばそのくらい時間はかかるよな。俺たち見たいなペーペーに任せるからもしかしたら若干ぬるめなのかと思いきや、本当に緊急性の高めなクエストなのかもしれない、特に念は押されなかったが……
「やっと麓に着いたねー、ここで少しだけ休憩と準備をして洞窟に入るよ」
麓につくと小さな小屋のような建物が幾つか集中して建っている所に着いた。旅人達の簡易的な休憩所らしい、馬屋や休憩所、小さな商店もある。
「冒険者さんよ」
商店のおっちゃんが声をかけてきた。
「アンタらは見たところ歩きのようだがどうだい、安くしとくよ」
何をだろう?歩きだから安くしとく……? と、発言の意図が見えずにいると
「ああ、私達はこれから洞窟を突っ切るのでポリーは使わないんです」
と、ソフィが答えた。ああ、レンタルポリーみたいなものか。確かに迂回路を歩きで行ったら10日やそこらだろうな。
「へぇ、珍しい。採掘か何かかね」
「ちょっと急ぎでカスタまで行かなきゃ行かなくて」
「そうかい、ご苦労なこった。じゃあウチでしっかり用意していってくれ。必要なものの相談もうけるぜ」
商売上手というかなんというか……まぁありがたい。一応装備は整えたものの、麓で新しく買い足すものもあるとソフィが言っていたしな。
「じゃあ早速、トーチかライトの魔石あります?」
「もちろん、両方あるがどっちがいい?」
「カイはどっちがいい?」
「ライトのほうがいいな、トーチはちっちゃいけどあるにはあるし」
トーチというのはその名の通りある程度の大きさの火を灯し続ける効果の魔術、ライトは発光する魔術だ
「カイのトーチって火力しょぼくなかった?」
「しょぼいとか言うなよ、ちゃんと魔力を継ぎ足せば火も大きく出来るようにしたよ」
「流石、じゃあライトでいいね。おじさん、ライトの魔石1つで」
「あいよ、他に回復薬とかは足りてるか?あんまり強かないだろうが洞窟の中は出るぜ?」
これはギルドで事前に聞いてたことだ。洞窟の中は魔物が出るからどこかで傷を癒す道具は買っておいたほうがいいとフランも言っていたしな。
「とりあえず600カラーで体力、生命力、魔法力をそれぞれ回復できるような薬が欲しいかな」
「それじゃあ丸薬とエール薬、あとはノエルの魔薬か。それぞれ4つで600カラーだ。ライトの魔石と合わせて1080カラーだな」
「キリよく1000カラーでどう?」
ソフィが値切り出した、全くたくましいぜこの子……
「んー、ここを通るときには贔屓してくれるんなら考えてやろう」
「じゃあ帰りにも寄るよ」
「通る度に寄ってくれ、1000カラーでいいぜ、しょうがねぇな」
商談成立だ、カバンから1000カラー銀貨を1枚取り出しておっちゃんに渡す。
「それじゃあコレが回復薬で、こっちがライトの魔石だ。もうすぐに出るのか?」
「ええ、あんまりゆっくりも出来ないですし」
「そうか、気をつけてな」
「はい、それじゃ」
こちらの世界に来てしばらく経つが、元の世界がいかに人と言葉を交わさなくても生活できる環境だったかと言うのを思い知る。コンビニもスーパーも、必要な物を持ってレジに行けば買えるんだもんな。何が欲しい?とか聞かれたりすることは少なくとも生活用品や雑貨ではほぼありえない、こちらの生活に慣れてくるとあの機械的な処理も異様なものに思えてくる……
「よーし、それじゃあ行こうか」
「おう、行こう行こう」
これでひと通り準備は整ったので看板に従って洞窟へ向かう、洞窟の入り口は標高80mといったところだろうか、歩きやすいように整備された階段を登り洞窟の入り口へ向かう、時間にして今は午後3時程度だ。
洞窟へ入るとソフィがライトの魔石で明かりをつける、魔石はソフィのベルトにつけて歩くことにした。ソフィさんマジマブいっす!
「基本的には1本道らしいんだけど、ところどころ採掘用の横穴があるみたい」
「定期的に看板があるんだっけ?」
「そのはずだよ、あんまり使われてない洞窟だけど全く人が通らないわけじゃない……らしいし」
らしいというのは確認する術がないからである、二人は知らないのだが実質この洞窟は最後に人が通ってから3ヶ月ほどが経過していた。洞窟に入ってからしばらくはただ掘り進めただけの洞窟が続いていたが、2時間も進んだ頃には徐々に広がっていき、初めはギリギリ二人で並べるかという程度の幅だった道が今では二人が両手を広げて並んでも余るくらいには広い道になっていた。黙々と歩いていると二人の靴音だけが響く
「魔物が出るって聞いてちょっと警戒してたんだけど何も出ないねー」
ふとソフィが言った。
「そうだねぇ、そもそもここの魔物って何が出るの?コウモリとか?」
「コウモリ……が何かよくわからないけど、やっぱり洞窟なら岩とか土の魔物なんじゃないかなぁ」
「ふぅん……硬そうだなぁ、ピッケルで攻撃すればなんとかなるかな?」
「多分ね、魔法も気をつけて選ばないと洞窟崩して生き埋めなんて事になりかねないから気をつけてね」
そういやそうだ、RPGじゃ大魔法ぶっ放そうが何しようが地形が破壊されることなんてなかったからな、失念してた。そもそもそんな威力の魔法は使えないんだけども……
「このクエスト完了させたら緑葉になったりしないかなー」
「流石に早いんじゃない?そんなにバリバリ依頼をこなしたわけでもないし」
「ですよねー」
そんなことを話しながら進んでいく、洞窟内は乾燥していて肌寒い。日の当たらない所だからしょうがないな、ジメジメしていないだけありがたいと思おう。と、思っていると急に開けたところに出た。
「やっと坑道につながったみたいだねー、ちょっとここで休憩しようか」
やっとかー、体感ではそろそろ日が暮れる頃だ、若干腹も減ってきたし休憩にはちょうどいい。
カバンからトーチの魔石と鉄鍋を取り出してソフィの家で作っておいた煮物を温める。煮物というよりは雑炊と言ったほうが近いかもしれない。時間が立つと冷えるが冒険者カバンに入れたらこぼれもしないからマジで便利すぎる、熱がどこに行くのかは謎だ。食事を終え、水筒で水分を補給した。
「さて、そろそろまた行こうか、しばらく行くと休憩所があるって聞いてるから今夜はそこで寝よう」
「了解!」
炭鉱をもくもくと進む、流石に炭鉱として使われていた(いる?)だけあって洞窟と比べるとすごく歩きやすい。ところどころ空いている横穴に入って鶴嘴を振るえば何か出てくるかもしれないと思うとちょっとウズウズする。
「なにニコニコしてるの?」
顔に出ていたらしい、突然ニヤつくとか危ないな、顔引き締めなきゃ……
「いや、ここは何が掘れるのかなーって」
「ああ、そういうこと。んー、そういう話はあんまり詳しくないなぁ」
「掘ってみてのお楽しみか……!」
「クエストが終わったらね、ピッケルもしまいなさい」
勢いでカバンに手まで突っ込んでいたのをしっかり見られていたらしい。
「まぁ今はともかく、そのうち魔石にするための宝石を掘りにはいきたいんだよね。買うとすごく高いじゃない?」
「まぁね、自分で掘れれば安く上がるけど……作りたい魔石でもあるの?」
「うん、魔石が自分でも作れるってわかってからは構想が湧きすぎて困るくらいだねー」
「カイは常識破りの発想するってユンも言ってたし楽しみだなぁ」
「ソフィが使っても便利なアイデアもあるからね」
「ホント?それなら私も強力しないとなぁ」
「ソフィって鶴嘴振れるの?」
「カイほどじゃないけど振れるんじゃない?」
「へぇ、じゃあクエストが終わって時間が取れたら宝石を掘りに」
「シッ」
突然発言が遮られた。ソフィが警戒しだしたのがわかった。
「モンスター?」
俺もバトルピッケルを取り出して警戒する。
「気のせいならいいけど、多分モンスターだね。何かが動く音が聞こえた」
話をするのに夢中で気が付かなかった。警戒しながら先に進むとまた開けたところに出た、それと同時に幾つかの気配がこちらを向くのを感じた。視界の隅で何かが立ち上がる……!
「あれがモンスター?」
立ち上がったのは石の塊みたいなモンスターだった。例えるならイシ◯ブテのような小石の集まりに石で脚をつけたような何かだ、カツカツと言う音をたててこちらへ向かってくる。大きさとしてはサッカーボールくらいだがポヨと違って体当たりはかなり痛そうだ。
ソフィが杖をかまえて即座に魔法を放つ、俺もバトルピッケルを構えて駆けた。
「『土の槍』」
地面から太めの槍が飛び出しモンスターに襲いかかる、直撃して転がったものの、特に致命傷を与えたようには見えない。
「せいっ」
転がったモンスターめがけてバトルピッケルを振り下ろす、弾かれるかと思ったが隙間に上手く突き刺さった。モンスターを蹴りその反動を利用して引きぬく、モンスターは砕け散り、石の隙間から魔力の煙が少し立ち上って消えた。
「土の槍じゃああんまり効果なさそうだね」
「足止めしてくれたらバトルピッケルで攻撃できそうだから土の槍でもいいかも」
「んー、まぁちょっと他のもためしてみる、ダメそうだったらカイにお願いするね」
「おっけー」
その後同様のモンスターを6匹ほど倒した。ソフィは「『火球』」「『水砲』」からの「『氷槍』」などいろいろ試していたが、洞窟内で使う分には土の槍が一番威力が安定しているようだ。
「んー、水砲から脚を凍らせるのもアリだけど効率悪いねぇ、やっぱり転がすのが一番かも。」
「イマイチソフィの魔法とは相性が悪いね」
「ごめんね」
「いやいや、足止めのおかげですごく楽だよ」
まだ二人共ダメージはない、ミール以来の戦闘ではあるが安定した連携ができていると思う。しかしいい加減に疲れてきたのもある、休憩所に着くまでにあとどのくらい戦闘しなくてはいけないんだろうか……
「カイ!休憩所こっちだって!」
ソフィが看板を発見したようだ、助かった……二人とも重たい足取りが少し軽くなる。ちゃんと休めれば大丈夫だ、岩玉みたいなモンスターもそこまで脅威じゃない。
少し行くとまた洞窟が開けて横穴に扉が付いてるのが見えた、ここが休憩所か。
「やっと休憩できるね、ここはそれぞれ部屋になってるんだな」
そう言いながら扉に向かって歩く、後についてくるソフィを振り返るとその後ろに狼のような生き物が見えた
「ソフィ!敵だ!」
襲われる前に発見出来たのはラッキーだった。気を抜いた瞬間に致命傷なんてのは洒落にならない。ソフィが素早く振り返り敵を確認するのとほぼ同時に狼が飛びかかってきた。ソフィはかろうじてそれを躱すと杖を構えた、図らずも狼を二人で挟む形になる。狼もよく見れば体の所々が岩で出来ているのか覆われているのか、ここのモンスターであることは間違いないだろう。ただ岩玉に比べればところどころ獣の表皮が見える分防御力は低そうだし、体が重いのか犬等の獣と比べたら躱せる程度には動きが遅い。
「カイ!後ろ!」
ソフィが叫ぶ。俺はその場から離れるように動きながら振り返ると扉から2匹の岩狼が出てきた。ここはこいつらの寝床になっていたのか。2対3で一気に形勢が不利になった。じわりと嫌な汗が流れる、とりあえず1匹づつ数を減らすしか無いと判断して背中の2匹を無視してソフィの方を見、飛びかかろうとする狼に向かって走った。
「『岩の盾』」
ソフィと狼の間に岩の壁が出来る、跳びかかる勢いを殺しきれず狼がそれにぶつかった。忌々しげに回り込もうとする狼に向かって魔力を流したピッケルを振り下ろした。
「『砕波!』」
魔力のコントロールの修練中に編み出した俺の必殺技。バトルピッケルのハンマー部が目標にぶつかった瞬間、爆破するような衝撃を打ち込む技だ。まだまだ修練が足りないが普通に振り下ろすよりははるかに威力が高くなる。頭を狙ったが狼も気づいて躱そうとする、狙いは外れたが狼の背中に直撃した。
ドゴォ 完璧に魔力の爆発が伝わった衝撃を感じた。その衝撃で狼が地面に激しく叩きつけられる、狼は転がりそのまま絶命した。口から魔力の煙が昇るのが見える。倒したことを確認できるところは獣よりもいいところだ。そのまま岩の壁の後ろに回り込む、高さとしてはソフィの胸くらいまでしかないため、狼の動きが確認できる。
「『土の槍』」
ソフィが残りの狼を牽制する、俺が盾の後ろに回りきり、扉の方を見ると狼は1匹しかいなかった。
「ソフィ、もう1匹は?」
そう言うとソフィは左のほうを指さし、再び土の槍を正面の狼に放って足止めをしている。俺は指さされた方向を走る狼を確認し、こちらから攻めることにした。走り出しながらもイメージを固める、一瞬でいいから狼の足を止めれば砕波で止めが刺せる、なら今必要な魔法の形は……。魔力を練り狼に向かって走る、狼も俺を標的にしたようでこちらを向いた。その距離があと3メートルになろうかと言う時に脚に魔力を流し、地面を踏み抜くように魔法を発動させた。その瞬間狼の目の前の地面が深さ10センチほど凹み、突然の変化に対応できず狼は足を踏み外しバランスを崩した。狙い通りだ!
「『砕波!』」
バランスを崩した瞬間には射程距離内に入っていた、全力を込め狼の頭に必殺の一撃を打ち込む。完璧なタイミングの攻撃に狼は回避行動を取ることも出来ず一撃のもとにその活動を停止した。体から煙が立ち上るのを確認して振り返り、ソフィを見る。ソフィの前にはもう岩の壁はなかった、壁の魔力が尽きて崩れたのだろう。狼はというと、土の槍に囲まれて檻に入れられた飼い犬のようになっていた。
「『頑固親父』」
ソフィがそう叫ぶと天井の岩が巨大な拳の形になり落下してきた。回避することもできず狼は直撃を受ける、うわぁエグい。爆殺する俺が言えたことではないが。っていうか何かさっきの魔法変なニュアンスを感じたぞ……?気のせいだろうか?
キャン! という悲鳴が聞こえる、地面にぶつかり拳が砕け、そのすき間から煙が上がったのがみえたので狼は仕留められたと分かった。そのまま警戒を解かず、休憩所の扉を全て開けて他にいないかどうか確認したが、とりあえずさっきの3匹で全部らしい。
「いやー、びっくりしたね」
「ホントだよ……まさか岩の狼とは」
「とりあえず何か取れそうなものがないか見よう」
倒した狼の死体からは岩で出来た爪や牙がとれた。何かに使えるんだろうか?
ざっと見た所で一番大きな部屋に入り、しっかりと扉を閉めた。もう二人共かなり疲弊している、ひとまずこの部屋の中なら魔物も沸かないだろう…… どういうペースで魔物が生まれるのか分からないが、少なくとも魔力溜まりが生まれる場所に休憩所は作らないだろうという結論を出し、交代制ではなく普通に二人共眠ることにした。この部屋には木製のベッドがが4つあったので適当に選び、カバンから毛布を二枚取り出して包まると、二人共意識を失うかのようにすぐに眠りについた。
グランツ山の坑道−前編−
って感じです。カイも魔法剣士……いや魔法鉱夫?のような戦闘スタイルを身につけました
もっと執筆のペースを上げたいのですが、なかなか上手く行かないものですね。
どれだけ遅くても前話投稿から一週間は開かないように尽力します。